この間観た『変な家』と比べると、こちらは本格的なホラー作品と言えるかもしれない。
「怖い」に「気味が悪い」が加わって、なかなかに面白い。
確かに低予算であることは否めないが、こうした映画においては、制>>続きを読む
「気をつけてください。私たちは今、触れてはいけない人の闇に触れているかもしれません。」
佐藤二朗の変ちくりんな演技と節回しによるこのセリフは、物語が佳境に差し掛かる場面として非常に効果的だと思ったの>>続きを読む
「迷宮のクロスワード」が京都絡みとは、なるほど、そういうことだったんですね。
そういう背景もあって、今回は平凡な内容かと思っていましたが、やはり後半20分は見応えがありました。
それと、バイクの追>>続きを読む
この映画を観るのは、封切り時以来。
当時はあまり印象が強い作品ではなかったが、とんでもなかった。改めて観てみると、実に味わいの深い映画だった。
第34作『男はつらいよ 真実一路』
今回のマドンナは>>続きを読む
圧倒的に第2作のほうが面白い。
『マルサの女』に迷いはない。しゃにむに仕事へ飛び込んでいく、その姿勢が潔い。
こういう人は組織人としては扱いにくい存在だが、上司の花村統括官(津川雅彦)が見事に彼女を使>>続きを読む
いつかはホームズが絡んでくるんだろうと思っていましたが、まさかこんな形で登場するとは。😄
どこか、現在上映中の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を連想させるような作りですね。こちら>>続きを読む
『男はつらいよ』第20作(昭和52年)
今回の舞台は、長崎・平戸。
とらやに下宿している青年・良介(中村雅俊)が、旅から戻った寅さんを“押し売り”と勘違いしてしまい、大騒動に。
しかしその後、二人は>>続きを読む
やっぱり面白い。
この映画、女優・宮本信子も、監督・伊丹十三も脂が乗りまくっていて、実に軽快で、BGM🎵が抜群に良い。このBGM、しばらく耳から離れないほど、「これでもか、これでもか」と追いかけてくる>>続きを読む
コナンの劇場版は、ラスト20分あたりから面白さが一気に加速します。
これは、私がこれまでに高々5本ほど視聴した中で感じた個人的な感想です。
このクライマックスに至るまでの前半では、さまざまな伏線が丁>>続きを読む
ミサホさんのレビューを読んで観ることにしましたが、とても面白い作品でした。
内容も、私の大好きなタイプです。
まず、子豚ちゃんがとても可愛らしいのです。演じているのはハン・ヒョジュさんです。
彼女は>>続きを読む
伊丹十三 第2作
ラーメン・ウエスタン「タンポポ」
トラック野郎のゴロー(山崎努)とガン(渡辺謙)が、たまたま立ち寄ったラーメン屋。そこは主人を亡くし、後を継いだタンポポ(宮本信子)が切り盛りしてい>>続きを読む
《漫画は下手くそだし、ストーリーはツッコミどころ満載。おまけにガキが主人公で、何が面白い!と思うのだけれど、映画は何故か毎回大ヒット。その理由をとき明かしたい。真実は一つなのだから》
コナンを見てい>>続きを読む
「シンプル・フェイバー」の続編ということで観たのですが、実は前作を別の作品と勘違いしていたため、最初はどうもしっくりこないままでした。それでも観続けているうちに、徐々に思い出してきて、だんだん面白く感>>続きを読む
ジャケ写を見ると、結構面白そうだと思いませんか?
ヘイリー(ハリエット・スレイター)と仲間たちは、街外れの古い館を訪れ、そこで手書きの奇妙なタロットカードを見つける。
ヘイリーは仲間たちの希望に押さ>>続きを読む
《漫画は下手くそだし、ストーリーはツッコミどころ満載。おまけにガキが主人公で、何が面白い!と思うのだけれど、映画は何故か毎回大ヒット。その理由を解き明かしたい。》
名探偵コナン 第3作
『世紀末の魔>>続きを読む
ベン・アフレックが演じる、天才的な頭脳を持つ凄腕スナイパー兼会計士・クリスチャン・ウルフが活躍するアクションサスペンスシリーズの第2弾。前作を観た人にとっては、「やっぱり来たか、第2弾」といったところ>>続きを読む
真っ白なエレベーターを降りると、そこもまた真っ白で幾何学的なデザインの会社だった。
就職活動をテーマにしたドラマである。
男女の学生が面接会場に入っていく。女性は緊張した面持ちだが、男性は場慣れした様>>続きを読む
マンガは下手だし、主人公はガキっぽい。ストーリーも突っ込みどころ満載。
それなのに、映画は毎回大ヒット。いい大人たちが夢中になって観ている。
――何かがあるはずだ。
それを確かめるため、私は今日もこの>>続きを読む
潜水艦映画の古典的名作。
「潜水艦映画にハズレなし」と言わしめる代表作である。
今年亡くなった兄が、「絶対に面白い。とにかくクルト・ユルゲンスがたまらなくカッコいい」と教えてくれたのは、中学時代だっ>>続きを読む
初めて通しで『シェーン』を観た。
『シェーン』は、私が思い描いていた作品とはかなり異なるものだった。
その理由は、自分でもわかっている。
私の『シェーン』のイメージには、山田洋次監督の『遥かなる山の>>続きを読む
マンガは下手くそだし、子ども向けの話でしょ?見る気なんて起こりません。
これが、今日までの俺の「名探偵コナン」に対する先入観。
なのに、映画は毎回めっちゃヒットしてるし、今日なんか職場の隣の兄ちゃん>>続きを読む
ジョン・フォード監督の作品が好きな人なら、この映画はぜひ観ておくべきだと思う。監督のためにも。
最晩年の映画であるこの作品ではこれまでの作品とは全く違う視点でネイティブ・アメリカンかインディアン)が描>>続きを読む
韓国映画『テロ・ライブ』のリメイク。
オリジナルは観てるけど、ラストこそ違っていたものの、全体としてはやっぱりオリジナルを超えられなかった気がする。
阿部寛の演技も、この映画ではちょっとオーバーすぎて>>続きを読む
映画を観るとき、私はあえて事前の情報をほとんど仕入れないようにしている。
予備知識が先入観となり、作品の純粋な輪郭を損ねることがあるからだ。
今回もそうして臨んだが、観ているうちに「妙に長いな」と感>>続きを読む
豊川悦司の『藤枝梅安』2作品を観終えたが、これほどの充実感を覚えるとは思いもしなかった。
素晴らしい出来だった。
テレビドラマ版の『梅安』は人気シリーズとなり、やがて『必殺シリーズ』へと形を変え、長>>続きを読む
最初の画面から、久しぶりに堂々たるハリウッド映画の雰囲気が漂ってくる。
重厚な映像美で、まったく申し分なし。
そして期待通り――めちゃくちゃ面白い。
駆逐艦と潜水艦の戦い。ただそれだけの話なのに、息>>続きを読む
豊川悦司がこのところ何故か気になる。
ドラマ『愛していると言ってくれ』に出演していた頃の彼には、それまでの俳優には見られなかった、スケールの大きな二枚目という印象があった。どこか少し西洋風でもあり、>>続きを読む
なぜクラーク・ゲーブルはハリウッドの「キング」👑と呼ばれたか。
🔱 1. ハリウッド黄金期の圧倒的スター性
1930〜1940年代、ハリウッドは「スタジオシステム」の最盛期であり、映画が国民的娯楽の>>続きを読む
1980年代、私はどんな邦画にうつつを抜かしていたのだろう──
そんなことを、この映画を観ながら思い返していた。
角川映画。
健さん。
伊丹十三。
そう、あの頃はこんな作品を観ていた。
伊丹十三第>>続きを読む
すみません。
また韓国映画を観てしまいました。
これで6本連続です。
しかも主演はファン・ジョンミン。
今回はなんと、本人役での主演です。😅
映画は、俳優ファン・ジョンミンが誘拐されるところから始>>続きを読む
この手のドラマの決め手は、やはり主役二人の相性と、それぞれの役割にかかっていると思う。
クォン・サンウが演じる推理オタクと、犬猿の仲であるソン・ドンイル演じるノ・テス刑事が、絶妙なコンビを見せている>>続きを読む
事故で妻を亡くしたサンウォン(ハ・ジョンウ)は、心機一転のつもりで幼い娘イナと共に郊外へ引っ越してきた。しかし、引っ越し後まもなく、イナの様子が次第におかしくなっていく。言動に異変が見られるようになっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
間違っています。
懲役16年で済むような話ではありません。
それでは、殴り殺されたミンジュンが浮かばれません。
もしそれが「刑法」だというのなら、その刑法自体が間違っています。
日本も同じです。警察>>続きを読む
ジャケ写ほど汚れるシーンはない。しかし、それ以上に彼女の心は深く汚れてしまう。
些細な事故が彼女の人生を狂わせ、奈落の底へと突き落とす。その転落ぶりは哀れで、あまりにも悲しい。
彼女の絶望は想像を絶す>>続きを読む
児童虐待という日本の現代的テーマをそのまま扱ったような映画だが、なぜか浅く、問題が深堀されていないように感じた。
あまりに物語がシンプル過ぎたのか、それとも日本で起きている事件の方が根深く、考えさせら>>続きを読む
この映画、まったく前情報なしで観たのだが、驚いてしまって、今までに経験したことのないような気持ちになった。
まず、
気持ち悪い。
ある意味、ホラーのような作品だ。(ちょっと違う)
そういう意味では、面>>続きを読む