kojikojiさんの映画レビュー・感想・評価

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OK牧場の決斗(1957年製作の映画)

3.6

 伝説の保安官ワイアット・アープ(バート・ランカスター)と賭博師ドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)の友情、そして悪党クラントン一家との戦いを描いた名作西部劇。

前半は少し退屈だが、さすがにクライマッ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

申し分のない映画だった。
特別に考えなくて、実話をベースして、ハラハラドキドキして、泣かせられる映画(これを通常はエンタメという。後でフォローさんから教えられました😄)この手の映画では完璧と思う。💯点
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.2

 フォロワーさんが、結構観られていたので私もちょっと観てみることにした。皆さんラブコメ大好きなのだ。
私もご多分に漏れず目がない方なのだが😄

 ロンドンで開かれる父の結婚式に参加しようとロンドンへ向
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.6

フォロワーさんのおすすめで観た。
フィルム・ノワール、充分楽しめた。
題名からイメージする映画とはちょっと違うけど。
私はどうしても日活アクション映画を観てる感じがした。

#1416 2023年
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.8

「グランツーリスモ」の鑑賞の前にニール・ブラムカンプ監督作品鑑賞第2弾。
フォロワーの龍之介MARVELOUSさん、マインド亀さんの紹介で観ることにした。

これはなかなか面白かった。ジャケ写もよく見
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「拝啓
藤井樹 様
お元気ですか。」

山で遭難した婚約者の昔の住所に出した手紙。
その手紙に返事がくる。
「拝啓
渡辺博子様
私は元気です。」

小説なら、最も好きな文体。
音楽なら、風のように気持
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第9地区(2009年製作の映画)

3.7

話題の「グランツーリスモ」を観にいく前に、ニール・グランカンプ監督作品を観ておくことにした。
その第1作。

まあまあ、そこそこ面白かった。
ただ、どこかで観たような感じの作品ではあるのだが。
したが
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Winny(2023年製作の映画)

3.7

 映画館に観にいく予定が、スケジュールが合わなくてとうとう観ずじまいだった。
 今朝、フォロワーさん青空ゆきさんのレビューを読んで、急に観たくなった。

 革新的なファイル共有ソフト「Winny」が開
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マン・ハント(1941年製作の映画)

3.4

 フリッツ・ラングは1933年にベルリンを脱出してアメリカ🇺🇸に渡っている。
この映画はアメリカに渡ってからの、1941年のアメリカ🇺🇸映画。
従来のアメリカ映画にないナチスのリアルなイメージを米国の
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

 ベルトリッチ監督29歳の作品にして代表作
 この映画の光と影が織りなす独特の映像は必見もの。
 私は、特に音楽がそのシーンにあっていたこともあるのだが、イタリアからパリへ向かう列車の中での新妻とのラ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

 ジャケ写のシーンは映画のワンシーンではあるが、こんな映画ではない。(ジャケ写下のイメージ)フローレンス・ピューがまたまた異常な世界に住む女性を演じる。
 もともと監督のオリビア・ワイルドが自ら演じて
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

4.0

 今日のように私にとっては特別な日に、神様が用意してくれたような作品だった。

🍀アモア・ファティ

人生はそんなにうまくいかない 
運命を愛せよ
運命は選べないが 
寄り添うことはできる 


モー
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M(1931年製作の映画)

3.7

フリッツ・ラング監督作品
1920年代、ドイツを震撼させた連続殺人鬼ピーター・キュルテンをモデルにした初のトーキー作品だ。
この映画はサイコスリラー映画の始祖と言われると同時に、アメリカにおけるフィル
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.8

 ジャケ写は鉄条網の向こうから、アイダが睨みつけるようにこちらを見ている。何かを訴えかけるように。
あまりに酷い事件に言葉を失う。
あなたがこの事件を知るだけでも、この映画の価値がある。アイダはそう言
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時雨の記(1998年製作の映画)

3.8

 吉永小百合のたっての希望で実現した30年ぶりの渡哲也との共演。二人は結婚直前までいきながら、周囲の反対にあい別れたことは伝説になっている。この映画の共演は吉永小百合のかつての渡に対する思いが突き動か>>続きを読む

拳銃魔(1949年製作の映画)

3.6

実話をベースにした短編小説が原作。
1953年の日本公開時はかなりヒットしたらしい。
フィルムノアールの傑作と聞いて観る気になった。映画は、ストーリーがこ気味よく展開して面白い。しかし、強盗と逃避行の
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まぼろしの邪馬台国(2008年製作の映画)

3.6

 邪馬台国があった場所を生涯探し続けた宮崎康平と、妻・和子の物語。
 宮崎康平の「まぼろしの邪馬台国」も、当時は邪馬台国論争に一石を投じて、大ブームとなったが、今では、九州説を信じる人は数少なく、宮崎
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.6

 「トリコロール」第3作
キェシロフスキ監督の遺作。
「赤」は博愛。全てを平等に愛すること。

 なかなかこの3部作は難しい。
映画の内容と題名が意味するものの共通点が明確に見えないのだ。朧気にこうい
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イタリア旅行(1953年製作の映画)

3.6

「無防備都市」のロベルト・ロッセリーニ監督作品。1953年作品だから、8年後の作品になる。
無防備都市の監督とは思えないぐらい2つの映画は印象が全く違う。
イタリア旅行といっても映画で案内されるのはナ
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.9

 1400本記念レビューはこの映画にした。
「男はつらいよ」第1作。

映画「男はつらいよ」シリーズの全ての要素が凝縮されているこの作品、この映画を観ずして、寅さんは語れない。 

最初から寅さんがテ
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.9

 映画館で観るべき映画だった。これぞミュージカル。
舞台は刑務所、しかしそこは、夢のダンスと歌のステージ。
 面白い映画を考えるものだ。
最初から最後まで切れ間なく、予想もしないような歌とダンスのオン
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.9


転落する人生、一瞬見た「陽のあたる場所」は、今考えると決して夢ではなかった。
なんと不運な恋愛。あと少し早く出会うことができたなら。それだけ心に残る。
私のオールタイム恋愛映画ベスト10の1本。
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長崎ぶらぶら節(2000年製作の映画)

3.9

 三味の音を聞いたことはあるだろうか。
私の愛人、と言っても肉体関係もなければ恋愛感情もない、そう呼んでいるだけのただの友達なのだが、長崎くんちで今、三味を弾いている。彼女が三味を習い始めた頃、彼女の
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

3.8

 クリント・イーストウッドが出てこなければ、私は、西部劇なら多分この映画が一番好きと言ってたと思う。すごく好きな作品だ。
 悪者が復讐のために帰ってくる。これに恐れ怯える普通の人間保安官を中年の渋みが
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.9

#1394 2023年 427本目
2023年 松竹
監督:山田洋次
原作:永井愛
脚本:山田洋次

 映画館で久しぶりに笑い声を聞いた。
なんと新鮮なんだろう。
そうだった、映画館ってこんな感じな
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.8

 過去の名作映画を観る方には、是非「ボブおじさん」の「市民ケーン」のレビューを読んでいただきたい。
ここには、過去の名作を観てレビューを書くとき、必ず悩むであろう重要なテーマが語られている。


 私
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.8

 アルジェリア戦争に引き続き、ルワンダの大量虐殺を学ぶ。
 
 この映画を見るにあたって必要な知識を整理した。
 ルワンダでは90%がフツ族、9%がツチ族、1%がトゥワ族といわれている。
元々2つ
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女のみづうみ(1966年製作の映画)

3.5

普通評価3.5。
岡田茉莉子、吉田喜重ファンには怒られそうなレビューになってます。お許し下さい。

テーマは「女の心にはいつも満たされないみづうみがある」だそうだ。
確かにみづうみは出てこないから、題
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.7

 デビィット・クローネンバーグの最高傑作、ホラー映画の新たな分野を切り拓いた金字塔とか、かなり評価は高い。
 おまけに「死ぬまでに観たい映画1001」にもリストアップされているので、観ることにした。
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ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(1988年製作の映画)

3.6

※ちぃさん&るいさんのマラソンを勝手に追いかけてます。

 劇場版第3作 この回は断然面白い!
 ミーファ帝国武道大会に悟空達が参加。強敵亀仙人が登場する!

 ミーファン帝国皇帝(餃子)の花嫁ランラ
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.7

 「トリコロール3部作」の第2作。
 第1作からこんな風に繋ぐのか、おしゃれだ。
 しかも、第1作とは全く違う展開。コミカルで、一見サスペンス風。充分楽しませてくれる。

#1389 2023年 4
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.6

 何故、この映画を知ったのか思い出せず調べてみたら、この映画もgenarowlandsさんに教えてもらっていた。この頃はどうも映画を観たくなった経緯を忘れるようになってきている💦紹介してもらったフォロ>>続きを読む

復活(2001年製作の映画)

3.8

 ロシアの文豪トルストイの
  「戦争と平和」
  「アンナ・カレーニナ」
と並び称されるの本作を
「父 パードレ・パドローネ」(77)
の監督パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟が撮った文芸超大
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

 間違いなく好みの映画とわかっていたが、なぜか遠回りしてきた。

 「青」🟦が印象的。プール、モビール、壁、そして主人公ジュリーを演じるジュリエット・ビノシュイメージそのものが「青」の感じがする。
 
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.7

 韓国で2005年度の興行成績第1位に輝いた作品らしいが、それだけのことはある。
 南も北もない。笑って、泣いて、心が癒され、友情が生まれ、恋が芽生え、命の大切を実感する感動の反戦映画だ。

#138
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國民の創生(1915年製作の映画)

3.7

 映画は怖いと思う。あのKKKが正義の味方なんだから。「白馬の剣士」を観てるような気持ち、黒人に若き乙女、老人が殺される。
「急げ!早く!」と応援してしまう。
我に返る。そうかKKKだった。💦

 黒
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