ある家族ひとりひとりに起きていた、不思議な出来事の数々。ある日、その家族の前に現れる自分達と瓜二つのもう一つの家族…そこから始まる恐怖のストーリー。
心の底から意味がわからなかったけれど、それこそが真意でのホラーなのかもしれない。(と意味づけようとしてみた)
世の中には、突然豹変したり意地悪を始める人がいるが、もしかしたら、この映画のように瓜二つの人々がいて、顔がそっくりなだけの全くの別人に入れ替わっている…なんてこともあるのかもしれない。
もしくは、理想の自分と現実の自分の最大乖離の空間で、現実の自分に耐えられなくなった時、現実の自分をを正当化するためにモンスターと化した虚像を生み出し、どちらかを自分の精神内に生き残らせる、などということもあり得るのかもしれない。
ここまで考えてみると、どこまで自分自身が強くあれるか、それを問われている作品なような気もしてきた。
ラストの流れはよかった。