"わたしたち"とは誰なのか?
神経をゆっくりと逆撫でされるような展開。
『GETOUT』とはまた別の角度から精神的に迫り来る恐怖。
鑑賞中より鑑賞後に爆発的に増幅する恐怖。
ルピタニョンゴの演技に度肝を抜かれる。
歴史的背景、監督の生い立ち、映画業界で今起こっている変化。
時代の表と裏。
このすべてをひっくるめて『Us』なのかもしれない。
幾重にも重なっていく出来事の根本を疑い
、見つめ直すタイミングを逃すなと警鐘が鳴らされているよう。
贅沢は誰の味方か?
レビューに悩まされる傑作。
立田敦子さんと宇野維正さんのトークショーは是非また何度でも聞きたい。