松田優作、怖い怖い怖い！！でも面白い！！この映画好きな人とは気が合いそうっす♡
あまりにシュール。シュール過ぎるしカオス過ぎるコメディ。
なんなの「としまえんなら一番で入れますね」とかいう皮肉の効きまくったジョーク！めっちゃ顔近づけて圧かけたりさ！ニコって笑った後に強烈ビンタぶちかましてきたりさ！女と遊んでたりさ！そんでその女と結婚するんですかって質問されるとハンカチで冷や汗拭いたりさ！トドメに三流大学の7年生っていうクソ学歴！なんなの！勉強のしがいはあるけどこんな家庭教師イヤァーッ！！でもそういうところが好き♡ 「あ、僕今松田優作が出てる映画観てるんだ」って確かに感じ取れる。こんな演技彼にしか出来ない！
しかもこの映画は松田優作の演技だけじゃなくてストーリーと演出も凄い面白い。あの横一列のヘンテコな食卓に兄さんの部屋にある玩具、それに加えて「夕暮れ」で埋め尽くされたノート、あらゆる道具が凝ってるんだよなー。同じようなシーンの反復も面白くて、しかもそれがしつこくない程度に抑えてられてる。
終盤の食卓の長回しは特に凄まじくて、構図もなかなかキマッてる上にどんどんカオスになっていく状況が最高に気持ちいい。全く噛み合わない会話。飛び散りまくる食べ物。フルボッコにされる沼田家。テーブルから滑り落ちる食器類と食べ物。何事も無かったかのように帰宅する松田優作。こんなにイカれてるのに爆笑しまくる長回しショットなかなか無いw
因みにあのラストはどういう意味だったんだろうか？観る者に委ねる系か！考察力のない僕には厳しいやつだそれは！
