家族ゲームの作品情報・感想・評価・動画配信

『家族ゲーム』に投稿された感想・評価

mimi

mimiの感想・評価

3.8
不気味。それでいてオカシイ。
笑ってしまうシーンはあるんだけど、笑ったら画面の中から松田優作が出てきて、ピシャリと叩かれそうで怖い。
それくらい常に緊張感を孕んでいる映画。最後まで何が起きるか分からなくてドキドキしてた。
ろく

ろくの感想・評価

3.9
森田芳光ウィーク第5弾。満を持してこの作品。

ここのところ森田は徹底して「コミュニケーション」に拘った監督だと言ってきたがこれはその極北。非コミュニケーションの権化だともいえよう。

そもそも「仲良くする」ことは何が大事なのか。それって意外と答えられないんじゃないかな。だって「疎外」されないために僕らは無駄に他人と合わせているだけで。でもそもそもそんなに「誰か」の事を思うのが大事なのかしらん。自分のことすらできないのに、そう森田は語りかけているんじゃないかと思っている。

だいたいこの映画に出てくる奴らはみんな「自分のことばかり」じゃないか。その証拠に母親(由紀さおり)はあれだけ父親(伊丹十三)が目玉焼きをチューチューすっているのにそのことにすら気づいてない。父は子供を高校にいれるために意味不明な家庭教師を雇っているだけだ。兄はタロットカードに夢中。肝心の弟は高校受験なのに一向に勉強しない。

まるで「他人事」。だからだろう、みんな面と向かって食事をしない。あの一列に並んでただただ咀嚼音をさせて食事をとる。人の事がわからないのは森田映画の基本だけど、ここではさらに「わかろうとしない」。

そしてそのことに一番不満なのはひょっとしたら一番暴力的な松田優作かもしれない。だって彼だけは正面切って息子の宮川一郎太と向き合うから。そう、彼だけは向き合っているんだ。

だから最後のあの長回しで彼は暴力的になる。そう、そこにあるのは「他人と関係ないなんてことは出来ないんだ」ということなんじゃないか。だから僕はこの映画のラストも好意的にとる。ラストに関してはいろいろな解釈があるだろう。それは悲劇(たとえば伊丹の父親は既に殺されているとか)で読みとくことも可能だ。でも僕はそうは思ってない。むしろ、新たな家族の地平でないか、そう思っている。

だって少なくともあの壊れた食卓は家族みんなで掃除していたから。

この作品を悲劇と読むか、それとも喜劇と読むか、あるいは人間賛歌と読むか、それは観ている人みんな違うかもしれない。そしてその結論は必要ない。だってそう思っていることこそが今の「自分」の「解答」なのだから。
masacco

masaccoの感想・評価

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1983年森田芳光監督作品。松田優作34歳、宮川一朗太17歳の絡みが最高!顔が近いし添えられる手指が艶かしい。
お祝いディナーで手づかみでサラダを貪りマヨネーズをぶっ放すシーン、目玉焼きちゅーちゅー、来客時にパンイチで「布団敷いてよぅ」のシーンが特に好き。
不穏でシュールでスリリングで、それでいてゲラゲラ笑える、どこかエロティックなブラックコメディ まじ大好き

オードリーヘプバーンを「ものすごく痩せてる人」と形容するやばさ

家族と向き合うのは恐ろしいよな 

このレビューはネタバレを含みます

 受験を控えた冴えない中学三年の主人公のもとへ吉本という家庭教師が現れ、家族の生活は変わり始める。
 松田優作の怪演ぶりと皮肉の効いた横一列の食卓が最高だ。この映画みたいに表面だけの付き合いで、きちんと向き合って話したことがない「家族ゲーム」状態に陥っている家庭は結構多いんじゃないかな。
 そうした虚飾に満ちた家庭をかき回す嵐のように現れるのが家庭教師の吉本。吉本はスパルタな指導で主人公を進学校入学まで導くのだが、最終的に家族を取り巻いている根本的なものを変えることまでは出来なかった。(まあそこまでは仕事の範疇ではないのだが。)終盤の食卓での大乱闘も小さい事の積み重ねで、起こるべくして起きたような感じだったな。
 結局あの家庭教師は家族に何をもたらしたのか?まあ言ってしまえば受験の成功だけだろうか。

このレビューはネタバレを含みます

十代の時に最後の晩餐のシーンだけ何かで観てずーっと気になっていた映画。嵐の櫻井翔主演でドラマをやっていた気がするが、映画版があることを知ってしまっていたためそのドラマ版の情報もシャットアウトして寝かせてきた。DVDでようやっと観れた…。

うわ!たぶん初松田優作だ!松田優作といえば探偵物語のビジュアルを思い浮かべるから全然気付かなかった!めちゃめちゃ無敵感ある!こいつのどこが大学生やねん!(当時の大学生はこんな感じだったのか!?)

一つの家庭が受験勉強に取り組む様子に不気味な程シュールな味付けを加えた作品。家族というものを冷たくてシニカルな視点で暴いてやろうという気概を感じる。冷たいギャグは好物だ。

カメラの構図がいちいち面白い。コント番組や舞台を思わせるような正面カットの多用や、生活空間だけが黒抜きされたカットなど近年では中々見ない。

家族ボコった後に船で出てった時は家族ゲームじゃなくてファニーゲームが始まったかと思った。
恐ろしい映画であると同時に自分の思春期・受験期を思い出して懐かしい気持ちになった。
ミウラ

ミウラの感想・評価

3.9
最後のヘリの描写だけ何ともわからん。
松田優作のひっぱたき。オトンのかほり。
のり

のりの感想・評価

3.6
すげー不気味な映画
なんなんだ?ってめっちゃ解説欲しくなる。
BGMも一才ないし

結局みんな家族ゲームをしてるだけで、本当は自分のことしか気にしてねーんだろ?ってことかな。
だから、家族とか目の前で大変な事や問題が起きてても自分にしか興味ない故、本質には気づかないってことを比喩的に表してる気がした。

翔くんのドラマしかみたことなかったけど、かなりあれはわかりやすく描きなおされてたね。
はるな

はるなの感想・評価

3.3
今のテレビ「この後スタッフがおいしくいただきました」

現代っ子なので松田優作を初めてみたんだけど、これは魅力的だわ…使いたくなるのも分かる、目で追ってしまうオーラがある
息子さん2人ともに似てるなあ〜

昭和の感じがどうしても気持ち悪くて純粋に入り込めなかったので残念
この時代に生まれなくて良かった…
ワタル

ワタルの感想・評価

3.5
不思議な映画。
登場人物全員どこか不気味で不思議な雰囲気を漂わせ、それが終盤の食卓のシーンで爆発する。すべてはその前振りだったのか。
ラストシーンも意味ありそうでなさそうな不思議な終わり方。
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