こみもん

ワイルドツアーのこみもんのレビュー・感想・評価

ワイルドツアー(2018年製作の映画)
3.8
ユーロスペース、三宅唱監督登壇
・他の作品は前作の「きみの鳥はうたえる」しか観たことないけれど、相変わらず無言・無音の美学が爆発していた。しかも今回は演技経験のない中高生が中心。監督はあまり微に入り細を穿つような指導はしていないという。自分の挙動を初めて俯瞰した時に得られる変化、それらが幾重にも投射され、結実した光景を鮮明に覚えている。
・67分という尺、いいな。だからこそ細部にまで集中が行き届き、演者達の音なき声を細やかに拾えた、気がする。
・三宅監督にとってのここ5-10年の集大成らしい。ちなみに初めて映画を作ったのは中3、サッカー部を引退して暇になった春休み。
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