泣かれ怒られ笑われる人になりたい。泣いて怒って血を流して、それでも真っ直ぐ迷いなく生きたい。人間濃度100%になるなら、こうなるのかもしれない。
ドラマの宮本浩から更に熱量増し増しの映画版、宮本から君へ。完成披露試写会でした。ストーリーの緩急がそのまま宮本の緩急。一方通行回り道なしの一直線でしか進めないその生き様はやっぱりバカみたいだけど、羨ましくも感じる。私こんな風になれないな…どうしよう…。とまで思わされた。原作の新井英樹さんが、自分だったらどうするかを考えながら観たら、宮本と靖子が際立つだろう。みたいなことを言っていたけどその通りだった。
自分たちがこんな風に生きられないのなら、宮本たちにやってもらおう。彼らが代わりに平成の溜まった膿を出してくれるよ。
（あと、ピエール瀧を出してくれてありがとうございました。わたしの大好きな池松が、「私たちに人を罰する力があるのなら、同じように人を許す力も必要なんじゃないかと思います。」とゆっくりと、でも力強く語っていました。）
