Kantoku

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーションのKantokuのレビュー・感想・評価

3.0
劇中で特に令和というセリフが出てくるわけでもないのにタイトルに令和が冠されている違和感は脇に置いておいて、本作はジオウの歴史改変要素をゼロワン本編に繋ぐことで或人と父親とが対峙する必然性を作り上げていて、両作品のコラボとして上手い導入だと感じた。歴史改変によって人類がレジスタンス化した描写も中々のクオリティでヒューマギアとのバトルは変身前も変身後も見応えがあって良かった。ただ、歴史を元に戻すために過去に戻って以降は変身やバトルの場面こそ多いものの、ジオウならではの活躍が特に見られなかったのは残念。また、改変前の過去の歴史を知らないのでどこまでが改変された過去なのか判別しづらかったのと、改変したタイムジャッカーの意図がほぼ見えなかったため、終盤のバトルは豪華だったが何のためのバトルかよくわからないまま話が進んでしまった。子供が理解できなかった時に親が簡単にでも説明できるような作劇を心がけてほしいと強く感じる。あと、打撃音とか必殺技音が大き過ぎて場面に馴染んでなかったと感じた。
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