それぞれの心に傷を抱えたおじさん集団の個性的『WATER BOYS』。
妻夫木くんや市原くんのような若さや引き締まった身体やキラキラの眩しさはこの作品にはない。
ここに出てくるのは中年らしいお腹を抱えつつ哀愁漂わせる人間味溢れるおじさんたち。
おじさんだって傷付き、そしてもがく。時には狡くなることもある。泣きたい時だってある。そして表には出さないけど大事に想う人や守りたいものもある。
それが分かり正直少しはっとさせられた。
でもそうやって踏ん張りながら生きてきたからこそ分かることだったり、相手を労ったり寄り添ったりすることも出来るのだと改めて感じた。
私はおじさんにはならないけれど、そう考えると年を重ねるのも悪くないかもなって思えた日曜の朝だった。
フランスやノルウェーの壮大な自然にも心が癒された。世界選手権うんぬんの話は置いておいて、キャンピングカーでの移動シーン好きだったな。
明日から職場のおじさんたちに少ーしだけ優しく接することが出来そう、かも。笑