ピノッキオ

映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめてのピノッキオのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

宇宙および星空を描くこともあり、作画の緻密さは歴代最高峰。
また戦闘描写も申し分なし、12星座ドレスも格好良い、変身バンクの使いまわしも無くて無駄な要素が一切なし。
こうしてみると完全無敵ですが、私はハマれませんでした。


未知の生命体との出会いと別れの大枠のストーリーには違和感ないものの、ララが意思疎通できないユーマと心を触れ合わせる展開に違和感を覚えて、それが終始尾を引いた形です。
(意思疎通できない相手に宇宙のルールを持ち出したりして憤ること自体が不自然に思えてしまった)
ただ、そうした意見はほとんど見かけないので、意思疎通できない相手に対してどのような認識を持つか?が私と他の方とでは異なっているのかもしれません。


また、私は歌にあまり感動できない性分なので、本作のテーマと相性が悪かったというのもあります。「ながれぼしのうた」も重要な曲なのに、ピンとこず、「キラキラ星」なら良いのになぁと思いつつ観てました。
ラストもやっぱり歌で平和より、悪を戦闘で倒して解決!の方が個人的にはワクワクするんですよね。
逆に普段TVシリーズでそういう構成を楽しんでいる子供たちがこういう大人っぽい構成で楽しめているのか知りたいです。


今作は私にはハマりませんでしたが、年々プリキュア映画の質があがっていることは確かです。
色々な作品の方向性を探って、来年以降も魅力的なプリキュア映画を製作してくれることを期待します。
ピノッキオ

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