このレビューはネタバレを含みます
姉の方とくっついたら嫌だな…と思いながら見ていたので、最悪な気分で見終えました。
最初の方はベタな展開ながら面白かったし、大尉に対して真っ向から意見を言うエリザベットはすごく好きなキャラクターでした。嘘の手紙を書いたのはもちろん、帰ってきた大尉にお金を渡して追い払おうとしたのも、嘘がバレないよう手紙の内容を伝えたのも妹のためなのだろうし。
大尉が女をばかにしたこと言うのは時代だからしょうがないと思いつつ、エリザベットは少なくとも結婚を拒否する権限を持っているし、「もう中世じゃない」とのセリフもある。となると、非婚のエリザベットに対する侮辱はその時代でもクソなのでは…と余計イライラしたり。。
大尉は女たらしで嘘つきで詐欺師、まったく好きになれるポイントがないどころか、ビジネスパートナーとしても無理がないですか？？どうして結婚した？？？
将軍と会わせれば嘘が露見するだろうと仕組んでおきながら、別に銃殺刑にしたいわけでは…という感じで急にかばうようなエリザベットの行動も疑問です。決闘してたらそれこそ大尉は死んでいたわけで。しかも最後なんて堂々と脱走してるので銃殺刑確定では？？
ダラダラ続くシーンなどはなくサクサク進んで気軽に見られるものの、ほとんどの時間イライラするだけで終わってしまって消化不良です。結局エリザベットも大尉に言いくるめられてしまったのか、みたいな。自分には合わなかったというだけですが…
家や町並み、お衣装、そして音楽がどれも素敵だったのでそれだけが救いです。
