ニャマラン

シンバのニャマランのレビュー・感想・評価

シンバ(2018年製作の映画)
3.8
ビミョーな評判を見かけてどんなもんかと思ったけど、結構楽しめました。
『ガリー・ボーイ』や『パドマーワト』でしか彼を観たことない人が、びっくりするのも納得の見事なチャラ男ランヴィール・シン。笑
私はランヴィール・チンやインスタを知ってたから、生き生きして見えて、もしやこれが最高の当たり役なのかも?とか思っちゃいました。
部下のタウデとの掛け合いとか、コントのようですごく笑えた。
シンバはズル賢い悪徳警官かと思いきや、素直でただのお調子ものなとこもあって、しかも女性には初心で愛されキャラ。
だんだん可愛いく見えて来たところで、後半はガラッと雰囲気が変わってびっくりしました。

『シンバ』は、『Shingham』シリーズ2作のスピンオフらしいです。
アジャイ・デーヴガンが異様にカッコいい登場の仕方するから、何かあるなと思ったら、そういうこと。
しかも次回作の主人公も特別出演してて、かなり豪華俳優が…

ダンスも豪華で楽しかったです。
でも、以前見たダルバールや火花のように、警官がやっちゃいけない悪の倒し方またしてて、そこだけちょっとモヤっとしました。
こうよくあるってことは、観客がそれを求めてるってことなんだろうか。
ってことは、インドではやはり裁かれない悪が山程あるってことで…なんかやるせ無くなります。
日本映画だと善人でも復讐すれば最終的には裁かれ、インドだとヒーロー映画に。
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