シンバの作品情報・感想・評価

「シンバ」に投稿された感想・評価

更紗

更紗の感想・評価

3.6
完全なヴィランだった『パドマーワト』より、内省的だった『ガリーボーイ』より前の映画で、アダムサンドラーやシャールクカーンを思わせるようなコッテコテのコメディアン・ランヴィールシン、ますます正体のわからない俳優だなーとの思いを強くした。しかし、根っからのコメディアンという風にも見えない…と思っていたら映画は予想外のシリアスな問題提起方向へ。とはいえ、何の必然性もストーリーとの関連性もなく突然始まるヨーロッパでのダンスシーン、今頃真のヒーロー登場?!的な終盤の展開など、さすがカオスなインド映画。ランヴィールシンのキレッキレのダンスは、かの頭掻きむしりダンスを意識した振り付けに思えた。
ロアー

ロアーの感想・評価

3.7
幼い頃、"制服を着た警官の権力は絶対"ということを学んだ孤児のシンバは、悪徳警官を目指して見事署長にまで上り詰める。
だが、妹のようにかわいがっていた女性がレイプによって殺害され、心を入れ替えたシンバは犯人たちに制裁をくだす。

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子どもにドラッグを運ばせる悪党・・・というところに、何となくきな臭さは感じていたものの(その悪党が結構好きなソーヌー・スードだったのでちょっと油断してた)、「ダバング」兄貴のようなお楽しみ警官アクション映画かと思っていたら、インターバルを挟んだ後半から映画の雰囲気も主人公の性格も一気にガラッと変わって、実は社会問題にぶっこんだレイプ撲滅ダメゼッタイ映画だと分かりました。”レイプ犯には死あるのみ”、”レイプ犯の親もまた同罪"と全力で脅しにかかってくる映画です。

実は今作「コップ・ユニバース」というシリーズの3作目らしくて、1~2作目は「ヴィジョン」のアジャイ・デーヴガンが主演。このアジャイ・デーヴガンも今作に登場します。とにかく、唐突にかっこよくド派手に豪快に登場します。ホント、コップ・ユニバースの存在を知らなければ突然何なの?誰なの?って感じにいきなり登場します(次回作の主役として最後にアクシャイ・クマールのお披露目もあり)。

他国映画だと、とは言え超法規的制裁にちょっとしたもの悲しさや哀愁めいたものを残すイメージなんだけど、インド映画ではこれこそ正義だとどーんと言い放つ・・・というか脅してくるのが力強い主張で良かったです。"レイプ犯に死を”というのが、女性の総意であるという描写も。
劇中でも年間4万件近いレイプ被害があるって言ってたし相当深刻な問題ですよね。「バス集団レイプ事件」って言うのも本当にあった事件なんだろうな・・・怖くて調べる気になれないんだけど。

どれだけ勉強しようと、私たちには犯罪を防ぎようがない。
地方に暮らす娘や外出で遅くなる娘を親がどんな思いで待っているのか。

女性や娘を持つ親全員の気持ちを代弁した台詞や、死をもって容赦なく裁かなければ犯罪はなくならないという主義も心に残るものがありました。

そんな深刻なテーマの映画でしたが、グラサン女子バイカーの集団や全身金ピカでトランペットを吹く集団など、そろそろインド映画に慣れてきた自分ですらはっとするようなバックダンサーがいるダンスシーンも見どころ。
"獅子(シンバ)がやってくるぞ!"っていうテーマ曲がかっこ良かったです。
幼少期に警察官の汚職を目の当たりにし、自身も警察官を目指すことに…というと、組織に屈せず正義感だけで事件に立ちむかうパターンが王道ですが、冒頭からガッツリとハイテンションで悪どい刑事になっていて驚きました。
アクション、ダンス、152分の上映尺を利用した2段構えのストーリーなど、同じくインド映画の「サーホー」のような感じがしました。
とはいえ、倫理的に大丈夫なのか…?というシーンがあったり、終盤に力技な印象があったりと、だいぶ肩に力の入った作品だな、という印象も受けました。
(JAIHOにて鑑賞)
警察官の横暴を目の当たりにしながら育ち、自らも悪徳警官になった主人公・シンバがある事件をきっかけに正義に目覚め悪を成敗する、、、的なストーリー。

中盤までシンバ普通に嫌なやつだからむかつきつつ見てて、かなりコメディで歌とダンス盛り盛り!インドだな〜って感じだったけど、事件を経てからはシリアスなアクションで扱うテーマが重くて見てて辛くなるし考えさせられる。インド映画初心者なのでいちいち戸惑いながら見てしまったけど、全体的にパワフルな映画だったな、、、、、
ビミョーな評判を見かけてどんなもんかと思ったけど、結構楽しめました。
『ガリー・ボーイ』や『パドマーワト』でしか彼を観たことない人が、びっくりするのも納得の見事なチャラ男ランヴィール・シン。笑
私はランヴィール・チンやインスタを知ってたから、生き生きして見えて、もしやこれが最高の当たり役なのかも?とか思っちゃいました。
部下のタウデとの掛け合いとか、コントのようですごく笑えた。
シンバはズル賢い悪徳警官かと思いきや、素直でただのお調子ものなとこもあって、しかも女性には初心で愛されキャラ。
だんだん可愛いく見えて来たところで、後半はガラッと雰囲気が変わってびっくりしました。

『シンバ』は、『Shingham』シリーズ2作のスピンオフらしいです。
アジャイ・デーヴガンが異様にカッコいい登場の仕方するから、何かあるなと思ったら、そういうこと。
しかも次回作の主人公も特別出演してて、かなり豪華俳優が…

ダンスも豪華で楽しかったです。
でも、以前見たダルバールや火花のように、警官がやっちゃいけない悪の倒し方またしてて、そこだけちょっとモヤっとしました。
こうよくあるってことは、観客がそれを求めてるってことなんだろうか。
ってことは、インドではやはり裁かれない悪が山程あるってことで…なんかやるせ無くなります。
日本映画だと善人でも復讐すれば最終的には裁かれ、インドだとヒーロー映画に。
かくわ

かくわの感想・評価

4.0
子供の頃に警官が市民から賄賂を受け取ったことを見た体験から、“汚職警官“になるため勉強し、見事地元の署長として戻るが…!

最高ですね。
勧善懲悪、派手なアクションシーン(暴力シーンとも言える)、歌とダンス🕺🕺🕺

制作会社にも寄りますがヒンディー語映画はインド映画の中でもキレイすぎて物足りない感じがしますが、本作は元はタミル語映画とのことで満足な内容でした。

もっとも直接的なシーンは無いにせよレイプという見ている方も辛くなる場面もありつつ、やはり根底にあるのは家族。

続編も観たい!

字幕翻訳 宮崎幸子

動画配信サイトJAIHOで鑑賞

2021-157
ezu

ezuの感想・評価

3.8
しんどいシーンもあるものの、派手なダンスやアクション、テンポの良いコメディシーンはとにかく楽しい。
バックダンサーの多さにびっくりするダンスシーンもおしゃれなソングシーンもまさにボリウッド!な一品でした。
"来るぞ 来るぞ シンバの登場だ"

ローヒト・シェッティ監督による、コップユニバース3作目。
「Singham(シンガム)」というシリーズだよってことを知っていれば単体で十分楽しめる作品だと思います。
だが、シンガムもJAIHO入れてくれー!


孤児であったシンバは、権力で何でもできちゃう警官に憧れ、悪徳警官となる…!
が、町で起きたある事件をきっかけに、シンバに転機が訪れる。

この孤児シンバが育った町シヴガルこそ、数年後、正義の警官シンガムが活躍する町。(冒頭のナレーションがシンガムってことだよね?アジャイ・デーヴガンさんの声まだ判別できない…)

ストーリーはザ・王道ながら、鍛え抜かれた肉体美✨ランチン様の、ハッピーダンスとコミカルなキャラから、シリアスで迫力あるアクションまで、盛り沢山で楽しめる。
テーマに、インドでも数多く発生しているレイプを取り上げ、未だ消えない大きな社会問題であることが窺える。

シンバとヴィランであるドゥルワに、対照的な"家族"を描くところも中々良い。
だけど、ドゥルワの悪さが足りんかった気がするな。弟達に全て押し付けられてる感じ(というか、レイプという許されざる行為を使って安直に悪に仕立て上げられた感)。
あと、弟達の倒し方な…。
まぁ、そういうのがあるのわかるんだけど、そこは正当に行って欲しかったなーという気もしないでもない。

ラストの共闘はぶち上げ案件!!さすがのローヒト・シェッティ監督!!

Filmarksに、ゲスト出演のカラン・ジョーハルの名前あって、ソヌさんの名前ないの何でや。ヴィランやで。脱がないからか?おっぱい出さないからか??
みぽち

みぽちの感想・評価

3.8
JAIHO独占配信ということで、シリーズの3番目ではあるが鑑賞🤤🙏
インドのレイプ問題を追求したクライムアクション。恋愛要素もかじりつつ(ストーリーに関係のないオマケ🤣?)、楽しそうな姿を観せられる前半も束の間、インターバル前からは一気に重くなり急展開をむかえる。レイプ犯や金で動く倫理観の欠如した警官👨‍🦲にイライラしつつも、インド映画らしく勧善懲悪な方向へ向かっていくのは観ていてスカッッ。あのお方の華麗なる登場シーンで一気にテンション上がった😍🙌
主演の人、ガリーボーイと同一人物と言われるまで全く気づかず…🙀ガネーシャ🐘に似てるムキムキイケメンなのであった🤤💖
なくいらさん🐈‍⬛、ありがとうございました🙏
てるる

てるるの感想・評価

3.8
皆で上映会!
超法規的殺人!

「ダルバール」と「MASTER」、「ジッラ」なんかを掛け合わせたような作品だった。

孤児で生きていくために悪いこともしてきたシンバが悪徳警察官になる。
しかし赴任先の地で起きた事件を境に、正義の心に目覚めることになる。

前半はいつものインド映画らしく、コメディあり、ロマンスありのわちゃわちゃ感。
昨日2時間しか寝られなかったこともあり、途中ウトウト( ¯꒳¯ )ᐝ

一緒に観ていた皆さんから寝てた分を補足して頂き、インターバル後は覚醒。

呼応するかのように?シンバも正義の警察官へと覚醒!
そこからはインド流の勧善懲悪で面白い。

しかし扱うテーマは重い。
世界的にもみても、韓国と並びレイプ事件が多いインドのレイプ事件。

権力のあるヤツらは事件を揉み消そうとし、逆に悪徳警官だった頃を責め立てる。
ラストに向けてヘイト蓄積は十分!

これに主人公がヒーロー然として立ち向かうだけでなく、他の男性警官や、女性たちが団結するシーンは胸アツ。
いやほんと性犯罪者には死あるのみ。

前もってアジャイ・デーヴガン主演のシリーズがあると情報を得ていたので、ラストも何とか戸惑わずに済んだ。
そしてMCUばりのポストクレジットシーンでめちゃくちゃテンション上がります⤴︎︎

ただ、やはり南インド映画と違って若干お上品感はあり。
これがタミル映画ならレイプ犯はぶっ殺して橋から吊るしてますね😏

シンバ役のランヴィール・シンが「ガリーボーイ」の主役の人と聞いていても別人にしか見えない。

ヒロイン役のサラ・アリ・カーンがめちゃくちゃ可愛い。
インド映画のお約束で後半は空気だったけど。

今後、このシリーズの他作品も日本語字幕付きで観られる機会はあるのかな…😢
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