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よこがおのfumiのネタバレレビュー・内容・結末

よこがお(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

邦画への信頼度が低い自分だが、筒井真理子好きだし、まあまあ良さそうかも、と思って観てみた。まあまあ良かった。邦画にありがちな違和感は2〜3個くらいだったので、その点のストレスは少なめ。

しかし自国の人間ドラマというのは非常に生々しく、若くてキラキラした人の話しでもないので余計グロテスクに感じた。そのくらい、"普通の人"の嫌〜な部分を絶妙な加減で出してくる。苦しい気持ちになった。

筒井真理子のヌードは不要だったと思う。あのシーンは薄い布を羽織るとか、素肌にTシャツやシャツでもよかったのに。無意味なヌードは見ていて不愉快だ。(筒井さんはとてもお綺麗で素敵でしたが)

しかし、「復讐もの」と思っていたので、失敗に終わり、絶望を受け入れるという結末は、ちょっとガックリきた。復讐なんてなかなかうまくいかないのだから、それこそリアルだ、とも思うし、もし復讐が成功していたら、それはそれで文句を言っていたと思うが、韓国映画に慣れてしまっているので、どこか期待してしまった。この映画に限らず、日本の作品は最後に勝利してスカッとするものが少ない気がする。習慣的に敗北を刷り込まれてきたのでは?なんて考えたりする。(映画の感想からズレた)
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