このレビューはネタバレを含みます
見終わった後、あの終わり方
じわじわくる恐怖と
息をするのも忘れるくらいの緊張感で
心拍数上がって心臓バクバクしてた。
復讐に生きる狂気にあふれたリサ(市子)と訪問看護師として周囲からの信頼を得て幸せな日々を送る優しさで溢れる市子を並行させて物語が進んでいく。
同一人物なのに、全くの別人。
真反対の側面を観ているような
まさに「よこがお」だなと感じた。
信じていた人に裏切られ、職も結婚相手も失い、何もかも失い人生のどん底に落ちるとこうも変わってしまうのか。
もう一つメディアの影響力の強さに対しても恐怖を感じた。
深く考えず、その時の感情の勢いで言ってしまった言葉。
私たち視聴者は、その報道が、その記事が
真実なのか否かも考えず鵜呑みにしてしまう。
そうやって市子のような、無実の加害者ができてしまう。
たった一言、ひとつの記事で、
普通の生活すら送れなくなってしまう。
1人の人の人生をあんなにも変えてしまう。
そんなことも考えさせられる作品でした。