このレビューはネタバレを含みます
泣けるキスシーンは山ほどあれど
泣けるセックスシーンは数少ない
日本人は眼で演技が出来ないなんてのは役者を知らないだけでは?と思うほど高橋一生と蒼井優の目遣いが堪りません。
序盤、ネタ映画なんだろうなという展開から
突如、胸が痛くなる重い展開
その解放への道なりがこの映画の見どころ
特に「そのこ」の完成と試験のシーン、ドールの表情に強張りどころか恐怖さえ感じるも、当の本人は悶絶するように泣き崩れ、最愛の人を失った重みがさらにのしかかる…
マンネリからのセックスレス
からの「スケベで良い奥さんだった」
理想的な夫婦像とも呼べるかも知れません。
どこか吹っ切れた最後のセリフが、
この映画の重さを良い意味で忘れされてくれる
また演技面ではわざとらしそうで「あーリアルかも」と思わせる程よい感じも好きです。
特にピエール瀧の逮捕シーンとか笑
大倉孝二さんがあーだこーだ言わずに、スっと手錠をかけて連れてく感じが良いですね笑