こういう映画を通して人種差別問題に触れる度に思うのだけど、、
トイレを共有したら病気がうつるとか馬鹿馬鹿しいし、ここまで差別をするなんて同じ人間としておかしい、って今では感じるけど、もしも自分がこの時代にこの国で生きていたら、黒人差別が法として定められている時代に生まれ育っていたら、一体自分はどんな態度をとっていたんだろう。
たとえ差別に疑問を抱いていても、スキーターのように危険承知で立ち上がることができていたとは思えない。自分の言いたいことをはっきり口に出せていた気がしない。もしかして、ヒリーの周りの友人みたいに黙認してたんじゃないか。
映画内の登場人物のように、自分の意思に反して黒人に酷い行いをした人もきっと多かったんだろうな。後悔するってわかってるのに。この負の連鎖を止めたくても、行動すれば自分や家族の未来が危なくなる。こんなに嫌な葛藤ある？
自分を守るために口を噤むのではなくて、あのメイドさん達のように真実を語る勇気のある人間になりたいと思いました。
