ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜の作品情報・感想・評価・動画配信

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜2011年製作の映画)

The Help

上映日:2012年03月31日

製作国:

上映時間:146分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」に投稿された感想・評価

マナカ

マナカの感想・評価

3.2
黒人問題black lives matterが問題となるいま、みるべき映画。
J四郎

J四郎の感想・評価

4.0
60年代の公民権運動を背景に、作家志望の白人女性(エマ・ストーン)が黒人メイドにインタビューし本にするまでの物語。

白人の上流階級のお宅が舞台で、そこには黒人メイドたちが働いています。白人マダム達は彼女らメイドに家事をしてもらい、子育ても押し付けてカードゲームに興じている。エマ・ストーンとジェシカ・チャステインは彼女らに理解があるんですが、他は基本的にクソみたいなビッチどもです。

このビッチちゃんらのリーダー格がブライス・ダラス・ハワード演じるヒリー。彼女は黒人用にお外にトイレを作るザマス!同じトイレを使ったら病気に感染するザマス!とアホらしい法案を作ろうと血道を上げとります。この女はホンマに憎たらしいので見事な熱演ですなぁ。

でもこの時代は女は結婚して子供を産むべきという風潮がある。仕事に生きようとするエマ・ストーンなんか白い目で見られている。前時代からの悪習が支配している南部の閉塞的な空気感や世間体のせいかも知れません。こうやってみると古き良きアメリカってクソみたいな一面もありますな。

もちろんそんな事は被害者たる黒人たちには関係ありません。彼女たちは常に白人たちの視線に怯えてある種の諦めの中で暮らしている。
「汝の敵を愛せよ」って聖句。時に弱者には呪いの言葉なのかも知れない。
黒人女性の中でもミニーってゴッツイ女傑がいて、ヒリーへの反撃が中々に面白かった。高慢ちきなヒリーちゃんが酷い目に遭う度に笑えます。

そいやエマ・ストーンとブライス・ダラス・ハワードは共にスパイダーマンでグウェン・ステイシーを演じた経験がある。アメコミ映画ファンにはその対決って視点でみても面白いかも?
あ、「スーサイド・スクワッド」のアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)もいますな。

重いテーマを扱ってますが、ユーモアを忘れずに進行していくのでまだ見やすいかと思います。現実でも黒人たちに酷い扱いをしていると例のパイとか密かに仕返しをされてたんちゃうかな?と妄想するとちょっと愉快になります。
チョコレートパイ、、、
こういう時代もあったのかって思うけど今もそう変わってないのかな。
Masaki

Masakiの感想・評価

4.1
根深い問題の上だけど、見栄と自己保身ばかりのしょーもない女達の中で、敵を作ってまで少年ジャンプの主人公みたいに本心で生きるエマストーン、カッコ良かった。
たす

たすの感想・評価

4.0
黒人差別を扱う映画は色々あるけど、この映画の登場人物はほとんど女性。舞台はほとんど家の中。だから暴力的な差別シーンはないものの、黒人メイドの精神的な苦痛や黒人差別意識の根深さをありありと描いている。

どんなにお金が必要でも職業選択の自由がなくメイドしかできなかったり、ハリケーンの中でも屋外にある黒人用トイレを使えと言われたり。それでも口答えできない黒人メイドたち。この人たちの心を動かし、隠れてインタビューをして、事実をまとめて出版させたスキーターの行動力は本当に偉大。

そして気になるのはメイドを雇う女性たち。当たり前のように黒人メイドを雇って育児家事を任せきりにしているけど、彼女たちは仕事もしていない。実は黒人差別の裏に女性差別もあるかもしれないと思った。完全悪役のヒリーは黒人差別的運動やくだらない集いを生きがいにしていたけど、最後エイビリーンにめためたに言われて抜け殻のようになっていた。ある意味生きがいがなくて可哀想。

差別がなくなりそれぞれが自由に夢を叶えられる社会になるといいな。
ぎー

ぎーの感想・評価

4.0
「私が怖いのは視線です。人種分離法よりも。」
アメリカ南部を舞台に、公民権運動が広がりを見せる中、白人女性の視点で黒人メイド達の実態を描く事で、当時まだ色濃く残っていた人種差別の現実をテーマにした映画。
黒人メイドに対する一部の人々の態度に疑問を覚えて行動に移すエマ・ストーン演じる善良な主人公スキーター、彼女と価値観が真逆で黒人を人とも扱わない悪役ヒリー、とキャラクターの位置づけが分かりやすい!
のに、全然安っぽくない。
そして皆から仲間外れにされているシーリアを中心としたほのぼのパート、結婚しろとうるさかったのに最後は娘の夢を後押しする母を中心とした感動パートも安定して用意されていて、人種差別というなかなか重たいテーマなのに、わりとポップにストーリーが進んでいくので映画に入り込む事ができる。
描かれている差別の内容も殺害とかリンチとかそういった類いのものではなく、食器を分けられるとか、給料が安いとか、トイレを別にされるとか、そういった類いのもので、リアリティが凄い。
人種差別でも黒人女性にフォーカスを当てたという点では非常に画期的な映画だったと思う。
でも、何より痛感したのは冒頭のセリフの通り、基本的にはほとんどの人が善良な市民なのに、周囲の視線を気にするあまり、心に従った行動が出来ないということ。
コロナウイルスに分断された現代の日本にもそのまま当てはまると思う。
日本の人々も善良な市民がほとんどなのに、ネットやSNSのコメント欄は、他人の行動を批判したり、何かを罵倒したり、ネガティブな事を言ったりする発言で溢れかえっていて、多くの人が口を閉ざしている。
1番印象に残っているシーンは、スキーターを育ててくれたメイド、コンスタンティンをクビにした事実を母が告白する場面。
この場面に、まさにその事が表れていた。
母は間違いなく善良な人。
なのにあのパーティーでは周囲の視線を気にして、泣く泣くコンスタンティンをクビにせざるを得なかった。
その事を母は深く後悔していた。
だから、悪役ヒリーがスターキーを脅迫しに自宅に来たときは、周囲の視線を気にして二度と大事なものを失うまいと、娘を守りヒリーを追い払った。
この映画には様々な勇気ある行動が描かれていたけど、この母の行動も愛情と勇気に溢れた素晴らしい行動だった。

その母の姿を見た後に、スキーターの親友エリザベスはヒリーの脅しで、本の物語を語った1人であるエイビリーンをクビにする。
泣きながら。
結局世の中はほとんどスキーターの母やエリザベスのような人間で成り立っている。
その中の極少数のスキーターのような善良な心と勇気を併せ持った傑出した人物が影響を与えて、エイビリーンやミニー、そして母のように行動に移せる人が増えていくと世界は良くなっていくのだろう。
そういう意味で間違いなく自分は平凡な人間。
だからこそ深く行動したし、心の底から彼女達のことを尊敬させられた。

エマ・ストーンは本当にスター。
女優って凄いなって思ったのは、皆からハブられているシーリアをジェシカ・チャステインが演じていたことに気づいた時。
『インター・ステラー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』と全然違う。

何の違和感もなくこの映画では男性は完全に脇役で、女性ばかり登場し、女性が活躍する。
女性の世界における人種差別を描いた傑作だった。

◆備忘ストーリー
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヘルプ_〜心がつなぐストーリー〜
yukoyuko

yukoyukoの感想・評価

4.1
強い女性が沢山登場する、とってもとっても良い映画でした。この時代の人種差別はほんとにひどいですね。子育て、料理は任せっきりなのに、同じトイレを使うと病気がうつる…なんと勝手な!黒人をただの使用人としてしか見ない白人もいる一方、暖かい心の白人も沢山いてホッとしました。ラストとではやるせなくなります。

このレビューはネタバレを含みます

黒人差別がテーマの映画を何作か観たけれど(ドリームやTHE BANKERなど)あのような職種や地位につくことが出来ていたのはほんの一握りで、大多数の女性はヘルプのような職業に就いていたんだろうな。。
ここ最近の世界情勢を踏まえた上で、今観ることが出来て良かった。

長い映画だけど飽きることはなかった。でも、スキーターの恋愛を描く必要性はあまり感じなかった。
シーリアと旦那がミニーをもてなすシーンがとても良くて、、あの部分だけ何回も繰り返して観たいくらい。

あとスキーターの服装がどれも可愛い。寒色がめちゃくちゃ似合ってた。
これまた感じるものがある。

orange is the new black のnicky の家庭に通じるものがあるね。
こふゆ

こふゆの感想・評価

5.0
人種差別がテーマ。とにかく泣ける。誰かを助けるために一生懸命になることは素晴らしいけど、辛いことも沢山あると気付かされる。
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