愛に溢れた映画だった。
過激に人種差別を訴えるものもあれば
日常的に受けていた差別を描いたものもある。
どちらも響く。
酷い扱いを受けているのに
その子どもへは本来親が注ぐべき愛情を持って育てる。
並大抵の神経じゃできないよ。
偏見は洗脳。
罪のない子どもも、偏見を持つ親に育てられ(言い含められ続け)たら
親と同じように育つよね。
教育の恐ろしさ。
偏見を持つ親も、昔は純粋な罪なき子どもだったんだよね。
どこかでこの負の連鎖を断ち切ることはできないのだろうか。
白人皆が差別しているわけではない。
白人だからとか黒人だからとか、そんな思いは1ミリとも感じさせず、一人の人間として接する人もいる。
いろんな、たくさんの愛が溢れていた。
加えて
エマ・ストーンのファッションがドツボでめっちゃかわいかったー!
笑えるシーンもあるし
シリアスになりすぎず全体的なバランスもよかった。
「大きくなぁれ、強い子になぁれ、賢い子になぁれ、優しい子になぁれ」
これは実際、母が私たち子どもに伝えてきたおまじない。
毎日毎日毎日、学校に行く前、玄関先で手を取って言ってくれたものだ。
たまに喧嘩して、これをしてもらわずに学校に行くと、1日モヤモヤした。
今は自分が娘たちに寝る前にしている。
愛も連鎖できる。
愛を連鎖させよう。