上野尾花

ミッション・トゥ・マーズの上野尾花のレビュー・感想・評価

ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)
1.0
先に言っておくと、僕はブライアン・デ・パルマが大好きです。ただこの映画は酷い。慣れないことはするもんじゃない、いかに天才でも万能じゃないことがよくわかった。

まず2000年の映画とは思えないくらい、映像が古臭い。火星のセットも、宇宙も、宇宙船も。『コンタクト』が1997年、『スペースカウボーイ』が2000年なことを考えると、酷さが際立つように感じる。
そして演技も古いうえに、とにかくクサい。そのうえ本筋に関係ないドラマ描写が異常に長いという地獄…。いつまで経っても話が進まない。
それもあってか、宇宙飛行士の話なのにこの宇宙飛行士たちがことごとく頭が悪く感じる。普通大事故起きてんのに、あんなに呑気にするか?
あとはまぁ、全く意外性のない手垢のついたオチ。悪い意味で期待を裏切らなかった。

SF映画として、宇宙を扱う映画として、他の多くの作品に遅れを取りすぎている印象を受けた。酷評されたのも納得いく、文句しか出ない悲しい作品。本当にこの監督が撮ったのか、まだ疑ってる。何かトラブルがあったのかな。
上野尾花

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