何気なく恭一が発した「また来年」にこっそりとしっかりと喜ぶ今ヶ瀬の姿が可愛くて切なくて、胸が痛くなりました。
同性愛に結ばれることのないという表現は今の時代に合っているのか分かりませんが、同性間でのやりとりだったからこその切なさでした。
大切にされなくても裏切られても恭一は例外の存在で、隣にいられることに幸せを感じる今ヶ瀬と、そうやってずっと隣にいてくれる今ヶ瀬に少しずつ心惹かれて本当の愛に気づく恭一。
異性の恋愛であれば、ここで結ばれてめでたしめでたし!となるのに「男は女と結ばれるべき」という価値観から恭一は世間体気にして前向きに交際できない。
新しい彼女も元同居人は疑うことなく女性だと思っている。
先入観に捉われず本質を見ることが大切ですね。
すごく苦しくて考えさせられる映画でした。
公開されたらもう一度観に行きます!