「心底惚れるって、すべてにおいてその人だけが『例外』になっちゃうってことなんですね」
今ヶ瀬の言葉がとても印象的だった「#窮鼠はチーズの夢を見る 」
心が動いて初日に観に行ってしまった!
これは、人間と人間が惹かれ合う様を描いた恋愛映画
想定はしていたけれど、共感ともわからない心が掻き乱されたような、何ともまだ言葉にはできない気持ちになった。
綺麗に見える面だけではなくて、人間が目を背けたくなるような汚い面や愚かさも丁寧に描かれていて。
欲求、孤独、弱さ、臆病さ、葛藤も相まって、語彙力が足りないけれど「人間」らしさがあって。すべて理解に至る訳ではないけれど、ドラマチックで愛しさがあるなと。
「見た目が綺麗で人間ができてて自分にいい思いさせてくれるような、完璧な人をみんな探してると思ってるんですか?そういうもんじゃないんだよ……」
という、これもまた今ヶ瀬の言葉(!)が表していて。
自分の幸せと相手の幸せを考えたり。
そんななかでそれでも、自分の人生を選択していく物語だなと。
2人で海に行ったときの、儚げだけれど愛しさのある青い色が忘れられない。