2023-147
ル・マンでの優勝を経験するがドライバーを引退したシェルビーはカーデザイナーをしていた。ある日シェルビーのもとにフォード社員が来て、ル・マンで優勝する為に常勝のフェラーリを超えるレースカーの製作を依頼される。シェルビーは凄腕のメカニックでありドライバーでもあるマイルズを口説き、優勝を目指していく。
車も男たちもカッコいいなぁ〜！レースカーの音・形って最高。風を切って爆速で走り抜ける姿が最高に熱い。でもアクセルは踏めるけどブレーキは壊れやすいってのが怖いところ。
レースシーンは音、スピード、スピンやクラッシュなどで迫力満点。
命を顧みずドライバーとしてどこまでもスピードを追究していくマイルズが超カッコいい。
レーシングスーツに引火してもレースを続け、心臓がもたないからとドクターストップがかかるまで走り続けたシェルビーも超カッコいい。
男たちの熱い闘いと友情が描かれていて終始めちゃくちゃ胸熱だった。
半年経って家族はある程度立ち直っているのに、シェルビーだけはずっと悲しんでいるところに胸が熱くなる。
愛する車に全力を注ぎ、「好き」を追求出来る人生ってどれほど幸せだろう。それが出来る人間はひと握りだからこそ、強い憧れがある。
クリスチャン・ベールは、バイスでの18キロ増量から減量を行い引き締まった体を作り、本人の資料を見て徹底的に役作りをしてリアルに仕上げたらしい。いつもながら完璧で、本人そっくりに見える。ディック・チェイニーにもそっくりでケン・マイルズにもそっくりって本当に一体何者なんだろう(笑)唯一無二の俳優であることは確かだな。そしてクリスチャン・ベールがイギリス英語で話すとてもレアな作品である(笑)
