若い頃フォード・マスタングV8を所有してたのでフォードとシェルビーの繋がりは少し知ってましたが、
ケン・マイルズの事は知りませんでした。
跳ねる馬と走る馬…
長年レースで培った卓越した技術と美しいデザインによって創られたフェラーリの名声
大量生産、大量消費による利益至上主義のフォード
相間みえない二つのプライド戦い
過酷なル・マン24時間レースで常勝フェラーリに勝つため巨大企業フォードの執念とそれに関わる二人の男たちの熱い人間ドラマ。
キャロル・シェルビー役のマット・デイモンの演技も安定してて良いが…
やはりケン・マイルズ役のクリスチャン・ベイルが良いですね…
遅咲きの素晴らしい才能を持った男の哀愁を素晴らしい演技で魅せている。
後半30分の圧巻のレースシーンと共に衝撃のラスト…
熱い男たちの戦いとは対照的に…
大企業の金に物を言わせるやり方に、自分も一企業の一人として何とも言えない気持ちになりました。