郁哉サム

フォードvsフェラーリの郁哉サムのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.4
速さにこだわった熱き馬鹿な男達の物語。
一番速いのは1人だが、1人じゃレースは出来ない。

【これがハリウッド!だから映画は面白い】
ハリウッドは二極化していて、
片方は実在した人物をモデルにするのは昨今のハリウッドの特徴だけど、これは確実に成功例。
最高。車にかける熱い思いと人間模様、それを取り巻くビジネスやら色々が詰まってる。

【キャスティングもバッチリ!言う事無し】
マット・デイモンとクリスチャン・ベール
文句なし。めっちゃ心を動かされる。
クリスチャン・ベールの役作りのエグさは知っていたが、今回はどちらかというと"内面的な作り込み"の方が大変だったろう。

【アカデミー賞で音響編集賞・編集賞を受賞した】
一番スピード感が伝わるカメラワークを駆使して且つ、「ここぞ勝負!」という所やケン、マイルズの内面が変わるシーンに効果のある音楽。アメリカの作品としてトランペットやギターがより作品の良い調味料になって行く。

ル・マンの凄さや車の面白さも理解出来て
お見事な一品でした。
郁哉サム

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