マーターズでお馴染みパスカルロジェの6年ぶりの新作。
これ観たの8月な…。今?10月?えっ?
⚠️⚠️この下超具体的なネタバレはありませんが、本筋にガンガン触れてます。そのあたりご了承の程お願いします⚠️⚠️
本作は序盤から
バン!
ダン!
ドーン!
など音で驚かすシーンが多くて、いわゆるこけおどし系のありがちホラーっぽくて
これは…ハズレ?
と若干不安を覚えた。そういうお化け屋敷系ホラーを作る作家とは思えなくて。
このままじゃイマイチだな〜
と小首を傾げつつ見ていたら、中盤からこの作品の構造が明らかになり(ここでは書きません)そこから話が本格的に動き出すわけです。
その中で美少女二人が変態に拉致監禁されるんだけど、これがすっごく怖い。
逃げようとしては捕まり、ボコボコに殴られるというループ。
ホラー映画ってヒロインが刺されたり、切られたりして血みどろになったとしてもお顔はけっこう綺麗なままだと思うんだよね。
何が鬼畜ってその腫れ上がった顔。
このバイオレンス感、これぞロジェ。
前半可愛かったからこそ余計に酷くて、
その辺りはメンタルをガーリガーリと削られた。
その中でも夜明け前の脱出劇は緊張感が張り詰めていて、彼女達が無事逃げ切れてこの悪夢に終わりが来る事を祈ってしまうくらい、美しさと恐ろしさが詰め込まれてた。
あのシーンの撮影良かったな〜☺️☺️
作品自体はガチガチのスリラーなんだけど、根っこにある家族愛。
ボロボロになりながらも恐ろしく巨大な困難に負けずに立ち向かう二人の姿は美しかったよ!良い作品でした。
それにしてもロジェのインタビュー読んでると、時間をかけていたソコソコの規模の作品がポシャって、家賃のために小規模の今作を短い期間で作ったと書いてあった…🤦♀️
ロジェ〜これからも頑張って〜!!
応援してます〜!