舞宵

ドタキャン・パパの舞宵のネタバレレビュー・内容・結末

ドタキャン・パパ(1996年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

観た作品をすぐ記録すればいいんじゃん!とやっと気づいたので早速←



90年代のコメディはE・マーフィーものを含め駄作が多いと思ってるんだけどこれも例外じゃなく安定の駄作。
車内で登場人物が喋くって歌って騒いであとはカーチェイスするだけの映画。


まずオープニングが長い。エンジン音やブレーキ音だけが延々鳴る中、真っ暗な画面に延々と出演者やスタッフの名前が出るだけ。なんじゃこりゃ。頭から観る気削がれました。

邦題にもなってる“ドタキャン・パパ”ですが、ドタキャン感の演出ができていない。“家庭を顧みない”感をのっけの台詞だけで説明しようとするも、下手にコメディ要素を盛り込もうとするから伝わらず冗長。

「強盗犯と間違われた男にカージャックされる」までが退屈すぎて長く感じました。観るのやめる気力すらなくなる勢いw

のっけのフランクリンのキャラ説明が下手。全体に下手。

子供要らない。少なくともあんなに要らない。

子供らにも警官らにも二人組強盗にも言えることだけど、わりと濃いキャラばかりのわりに、濃くした意味がない(個性が際立ったり役立ったりする場面ゼロ)し取り立てて面白くもなく、濃さの無駄使い。
キャラが上手く使えてないから出しても意味ない。

テンポが悪すぎて悪い意味で笑っちゃうw 最後まで改善されない。

中盤のドタバタカーチェイス、あんまり長いと金かかるばっかりで視聴者は飽きてますw
音楽と車音のうるささがやたら際立つ。

終盤になって突然場面背景が変わりすぎ。というか場面の切替が全体的に下手。

最後は勿論、ストーリー紹介読んだ瞬間にわかっちゃうお約束の“ワーカーホリックが家族愛に目覚める”な展開で何となく上手くいってチャンチャン♪


子供は出さない、出してもひとりまでにし、主演ふたりのやりとりでヒューマンコメディに持って行く方が映画の方向性としては余程よかったはず(独断と偏見w)。
子供を出したいなら、いっそ有色系の他人の子供ひとりにしてしまうなどがよかったかな~。

“家族を大事に!を言いつつバディ感出してカーチェイス的なアクション盛り込んで勘違いコメディ要素も盛り込んで”とか収集ついてない映画。いちいちテンポとセンスが悪い。罪はない感じあるけどw
T・アーノルドのキャラでなんとか観れたかなw

結構製作費かかってるはずなのに、よくこんなつまんないのになったなーと感心した。
車が衝撃受けてフロントガラス割れたのにアラーム鳴らないのが気になるジェネレーションギャップww
時代的にはOKのはずなのに喫煙者がひとりも出てこないのが妙に不自然な気がした。

くっそつまらんのにBGMにするには騒音パない映画w
ゆるーくバカ映画みたいけどあまりのハイテンションはさすがに…って時ぐらいかな?
もうちょっとがっつりバカやってくれた方がまだよかったかも←

巻き込まれ誘拐モノなら【ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない】とか【ベルリン、僕らの革命】とか観てる方が絶対いい。
(ドイツ映画に偏ったのは偶然ですw)



ロッド・スタイガーなのに(泣)
舞宵

舞宵