BT248

DUNE/デューン 砂の惑星のBT248のレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.8
ドゥニヴィルヌーブの作家性が全開でクソ長ぇSFシリーズが始まりました。ありがとうございます。

キャストが全員リッチ

色の組み合わせ、自然なライティング、質素でダイナミックな構図による雰囲気作りが相変わらずドゥニドゥニしてて大変満足

カメラや構図で魅せるというより、肖像画のような美術を感じるショットが多め

言語大好きドゥニの多様な言語とその形態が世界観をドゥニっと広げてる

ハンスジマーも色んな文化とジャンルの音楽を盛り込んでいてこれまた世界観をジマーっと広げてる

コリオグラフィ特に大きい部分で真新しいものはないけどカメラを振らなくてもカッコよく見えるくらいに全然良い
アクション映画は少なくとも今後この水準以上を保ちなさい
カメラぶんぶん振り回して誤魔化すのはやめなさい

シールドのアイディアいい感じだけど実際使ったらジラジラし過ぎて戦いづらそう

アレハンドロホドロフスキーのいうスターウォーズの元要素が、今回のドゥニ版でどれくらい入ってるのか気になる

トンボヘリめっちゃ良い!
アニメーションもすごく良いし撮り方もカッコいい!!

ドゥニ動物好きすぎ問題に好感
(特にクジラ)

コッテリ家系ドス黒スープから湧き出るステラン・スカルスガルド目開きっぱなし凄すぎ

ちょいちょい映す牛はなに?下克上ってこと?

シリーズものってので一作目で結末にピンを打っとくのは秀悦
それ通りに作るにしても逸れるにしても軸にはなるのでファンからの批判回避
これは絶対売れる

衣装のシューズだけ気になる
ポール初めてデューンに降り立つところで、ドアップになるシューズがスリッポンみたいでちゃちい
ゼンダイヤ回想シーンで履いてるサンダルもめちゃH&M
気になったのはこのくらいだけ

上映時間がただでさえ長いのに、カット数は割合的に少な過ぎて更に長く感じるという、相変わらず時代に逆行してどっしり構えるスタイル尊敬しますドゥニさん

次回超期待
BT248

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