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DUNE/デューン 砂の惑星のMirrorsReportのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.9
砂の惑星アラキス、通称デューンに存在する貴重スパイスを巡る惑星国家間の争いの中、救世主となる一族の運命を描く物語。
1965年に第1作が作られ、「スターウォーズ」とか「風の谷のナウシカ」とか、もうとにかく色々なSF・ファンタジー作品のクリエイターたちに影響を与えたSF小説。「メッセージ」や「ボーダーライン」、「複製された男」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が満を持して映像化した。

壮大なスケールで映像化の話が度々頓挫されたり、デビット・リンチが何とか作ったものの賛否両論だし採算とれなくて続きも作れずといった難易度SSSの作品らしいので、もうホントありがとうでしかないな。

原作もデビット・リンチのも知らないので完全に初見。設定とか国家の名前とかで誰が誰やらみたいな難しさあるけど、それでもかなり分かりやすく作られてると思う。

何もかもがだだっ広くて静寂と荘厳な感じがヴィルヌーヴ監督らしい。「メッセージ」のあの雰囲気が好きな人には物語の良し悪し関係なくオススメしたい。

RPGみたいで、変な話「どこかで見たことある展開」なのよ。でもこっちが元祖なわけで、それくらい現在のフィクション作品に根深く影響してるんだなぁって実感した。

あとはもうさ、ティモシー・シャラメだよ。別に演技しなくても王子感まる出しの彼をただ見てるだけでいい。

ジェイソン・モモアがかっこよかった。

しかしホント始まったばかりじゃん!って感じで、早く次をくれ頼む!

ヴィルヌーヴ監督、残りの作品もバンバン作る気満々みたいなので大変助かります。
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