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生理ちゃんのhicoのネタバレレビュー・内容・結末

生理ちゃん(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になってた映画④。普段見えないし見せない生理が、生理ちゃんによって可視化されてて、とっても分かりやすかった。二階堂ふみが上司から怒鳴られて、片方では生理ちゃんにお腹をズキズキえぐられてるシーンとか、痛みで気が遠くなるシーンとか、ほんとそう!ほんとにそう!って頷いた。あと生理背負いながらひいひい言いながら歩くのも共感した〜。辛いよね生理〜。でも1番辛いのが、冒頭の「私は生理に負けずに頑張ってきたから、あなたもそうすべき」っていう女性の呪い。痛さや重さってやっぱり個人差があるんだけど、中々それが分からないし、分かってもらえない。生理ちゃんみたいに大きさで可視化されて、それぞれの辛さが分かればいいのにね。ただし「生理ですバッチ」はいらない。生理ちゃんをCGじゃなくって、重そうなぬいぐるみに表現したのが良かったなあ。これをいろんな人が観て、それぞれが考えたらとってもいい方向に向かうと思う。
P.S.性欲くんが生理ちゃんと対になってるけど全くの別物だと思う…男の子が性欲くんに耐えてるってことを表現したかったのかなあ、それとこれとは違う気がするんだ、女子ももちろん性欲あるし。そこがもやっとポイントだし、原作では、どんどんズレてくるから手放しに称賛はできないなあ…
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