待ち惚け

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたいの待ち惚けのレビュー・感想・評価

4.2
あと何年かすれば隔離病棟に入れられてしまうかもしれない。そんなベニーは社会に受け入れられず、エネルギッシュに暴れ回る。確かに大人は、なす術もなく己の無力感に打ち拉がれる。
ただし、この映画はただ胸糞なわけでもない。ある種の青春映画のような、反骨心や子どもの際限ないエネルギーが爽快である。ベニーは今を生きているんだと思った。もう逃げ回ることすらも出来なくなる。やがて終わる一瞬の青春があったんだ。
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