ドストライクでした。これは感動する。元々90分の短い映画ではあるけど本当にあっという間に終わった。派手なシーンはないのに記憶に残るというか。
殆どが中身のない掛け合いの中で、サンドオフのくだりが特に好きだな。ピスタチオ割りながら喋ってんのかってくらいの穏やかさで薬を開けるシーンも印象的。
二人しか知らないカンフー映画を見てボードゲームをして、二人で考えたテニスゲーム「パドルトン」で遊ぶ。クイズを出して一緒にご飯を食べる。末期癌の宣告を受けたマイケルと、それを看取るアンディ。
余命を宣告されると、自分がこれまでしてきたことや人生は無駄だった、間違っていた（＝だから癌になった）と考えてしまう時期があるらしい。そんなことはしたくないと思うマイケルの気持ちも分かる。不安定になってゆく気持ちをぶつける相手が1人しかいなければ尚更だろう。残されるアンディを気遣う仕草がみえてより悲しくなる。
二人が見てるカンフー映画の『デスパンチ』、100%駄作だけど面白そうなんだよな。笑
