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ゴーストタウン・アンソロジーのgnspのレビュー・感想・評価

3.5
TIFF2019鑑賞作品1本目。

次男を失った家族、兄の町への思いと夫婦各々の感情。そしてあらぬ形で巻き込まれる周囲。
…とかいうヒューマンドラマのようでガッツリSF(すこし不思議)ホラーですねこれ!?


細切れとはいえ各々のストーリーで進んでいくのは確かに「アンソロジー」。そして各々のエピソードが繋がるようで繋がらない。かと思ったら繋がる。「ゲスト」として出てくる感じかな。

けっこう唐突に「おかしなこと」が起こるのが、町が少しずつ「侵食」されているようで良い。
フィルム撮影の粗い質感も、町が現実とそうでないものとの境にあるように演出してくれている。
というかその質感も相まって予告だけ見ると相当昔の設定かと思ったらガッツリスマホ出てきたし。

アデルちゃんがエジルにクリソツだった。
コティヤール顔ともいう。

ド田舎の群像劇+不思議の「めちゃくちゃスケールの小さいツイン・ピークス」という感覚が馴染みそうな人なら観て損なし。
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