タイトル通りの爽やかさ、秒速5センチメートルに引け劣らないほど青春を感じられる作品。
出っ歯を気にしてマスクを外せない女の子と口下手で外の世界の音から自分を守るため音の出ていないヘッドフォンをつける男の子のボーイミーツガール。
物語の中の【俳句】と【レコード】二つの車輪でお話は進んでいき、古典的な王道展開の青春恋愛ものを上手く現代版にアップグレードしていてグッド。
ラストはいい意味でこっちが恥ずかしくなる様な真っ直ぐで曇りのない終わり方で好感が持てる。
全編、シティーポップのジャケ絵の様な世界観で画面が終始ビビッドで飽きない。
来年の夏にもう一度見直すであろう作品
