サイダーのように言葉が湧き上がるの作品情報・感想・評価

「サイダーのように言葉が湧き上がる」に投稿された感想・評価

tomoko

tomokoの感想・評価

3.8
試写会にて観賞。
何か(誰か)を大切に思う気持ち、人を好きになること、純粋さ…。
ちょっと照れ臭い感じを覚えつつも、爽やかでステキな作品でした。
市川染五郎さんは声優初挑戦とのことでしたが、それを感じさせない堂々とした演技だったと思います。
主人公の男の子の声が歌舞伎の市川染五郎くんだとわかって聞いていても、「本当に?」ってぐらい上手かったと思う。これで声優初挑戦ってのはかなりの驚き。相手の杉咲花さんは安定感抜群。
作品は色彩が鮮やかで夏という季節設定を後押ししてる気がする。
数々出てくる俳句とその俳句をスマホを使ってSNSに投稿しているという時代のミスマッチさがなんだか良かった。
コンプレックスを持つ男女2人が出会うことで、それを克服していくという展開はベタと言えばベタだけどそこが主軸じゃなかったので良かったのかも。
舞台設定が田舎という事もあり何処と無く昭和な雰囲気が全体的漂うのは、わたせせいぞうを彷彿とさせるイラストの様なタッチのアニメーションだからなのだろうか。90分に満たない尺だけど良くまとまっていて見やすいしSNSやガジェットと俳句のバランス感も自然で良かった。