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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコのonyodaのレビュー・感想・評価

5.0
すみっコぐらしはファン歴9年で、この映画も劇場で3回、配信で3回見てます。
当時書き起こしたおすすめポイント3点を貼っておきます。

★その1 初心者にも優しい親切設計
はじめにすみっコのキャラクター紹介があります!
付き添いで来たからあまり詳しくないけど楽しめるかな……といった不安は一切要りません!
すみっコのキャラクターを知り尽くしている方にとっては、動くすみっコに慣れるという導入部にもなっているので初心者・上級者ともに楽しめるようになっています!

★その2 すみっコの世界観を壊さない演出
すみっコの意思表示は動きや表情と文字のみで、喋りません!必要な部分はナレーターのお二人がまかなってくれています!絵本と同じフォントで、すみっコのほんわかした雰囲気を壊さない映像になっています。イノッチのツッコミも兼ねたナレーターはめちゃくちゃ微笑ましかったです。子どもたちにもウケてました。

★その3 ハッピーエンドかと思いきや…?深いメッセージ性
ネタバレを含まないように書きますが、意外な結末、でした。(もちろん子ども向けなので、救いのない話ではないのでご安心ください!)
私が受け取ったメッセージは「現実は作り話みたいにうまくはいかないけど、お互い思いやりを持てば幸せになれるよね」かなと思いました。
すみっコたちはみんな何かしら心に闇を抱えています。自分が何者か分からなかったり、食べ残されちゃったり、みんなに正体を言えなかったり……人間誰しも、疎外感を感じたり、悲しくなったり、そんな気持ちがあると思います。すみっコたちの素晴らしいところは、自分が辛さを知っているからか、他の人が辛いときは当たり前に助けようとするところなんです。今回の映画も、そんなすみっコの優しさに溢れている素敵な素敵な作品になっています。
映画を見て、すみっコたちの姿に涙した後は、前よりも誰かに優しくなれる、そんな映画だなあと心から思いました。

★番外編 パンフレットも神
原作者よこみぞゆりさんらの制作チームの対談が載っていました。こちらもファンにはたまらない内容満載です。チームの皆さんの並々ならぬすみっコ愛を感じられる素晴らしい内容になっているのでぜひご一読を!!!!

上級者も初心者も、老若男女で楽しめる最高の映画です。皆さんもぜひ劇場に足を運んでください!今日私は見て来ましたが、少なくともあと2回は観に行くつもりです!
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