タカヤマ

ブルータル・ジャスティスのタカヤマのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
4.6
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
長い、そして酷い映画。だけど、非常に丁寧に、テクニカルに映画を作っていて、とてもすごい映画だと思う。まずは、音楽を全く使わない。そこに見えるリアル。そして、人間の描き方がえげつない。通常、人物が濃厚に描かれる際、「もしかしてこの人が悲劇におちいるかも」と「もしかして」と匂わせるに留めるが、この映画は「もしかして」が「確実に」であり、匂わせになっていない。だから見るものに、とても嫌な、辛い気分を味わせる。そしてこの映画には主人公はいない。最後に勝ち残ってものは、また狩りに出かけるかもしれない。若干のマイナスは、いくつかセンスがついていけなかったから。エンドの音楽とか映像とか、「昔のアメリカドラマか!」というセンスの悪さを僕は感じたし、何よりもタイトルがどうかな?と首を捻ってしまった。原題の「コンクリートの上で引きづられて」(意に反して地獄に引きづり込まれる)も放題の「ブルータル・ジャスティス」(残酷な正義)も、前者はまんますぎるし、後者は刑事アクション映画か?と誤解を生む。実際僕も誤解していたので。
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