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「ブルータル・ジャスティス」に投稿された感想・評価

ヒロ吉

ヒロ吉の感想・評価

4.5
Amazonプライム・ビデオにてレンタル。字幕観賞。
“暴力の伝道師“ことS・クレイグ・ザラー監督最新作。
ホントは劇場で観たかったけど、近場は大阪でしかやっておらず、コロナ禍の影響も考えて断念。
来月レンタルなのは知ってるけど、早く観たくてアマプラ利用。

あらすじは検挙率は良いが、強引な逮捕が原因で6週間も無給の停職処分を言い渡されたブレットとトニー。
ブレットは家族の為に大金を必要としていた。
そこで、ブレットはある一攫千金の計画を企てる。それはある犯罪者に目をつけ、闇取引後に金を強奪するというものであった。
ブレットはトニーを誘い、ボーゲルマンという男を監視する。
ある朝、動き始めたボーゲルマンとその仲間を追跡するが、その追走劇は思わぬ方向へ向かうが…というもの。

「世の中にはバカが多い」

大傑作!何やねん、めちゃくちゃカッコ良いじゃねぇーか!
超クールなバイオレンスノワールムービー!
色々な訳あり人間が複雑に絡み合う群像劇。
あ〜やっぱ好きやわ、ザラー監督。

前2作と同じく鈍重なスローテンポ。そのテンポが癖になる。
今作は車内でのゆるい会話劇が多いけど、絶妙な間と緊張感が持続していて、全然退屈しないどころか、おもろい。
前作以上に長〜い一作ながらも、個人的にザラー監督作品の中でも1番好き!
次回作がこのての犯罪映画なら楽しみになる作り。

カット割りも今風のガチャガチャしたものではなく70年代風アクション映画みたいにきっちり撮る。
銀行強盗のシークエンスも超良い。
普通、銀行員の話なんて語らないけど、ザラー監督は違う。
語ることによって、更なる緊張感が増す。
そしてドライな暴力描写は健在。
良い意味でイヤ〜なシーンに昇華させる辺り巧いな〜。
強盗団の仕事ぶりには惚れ惚れする。
警官2人VS無慈悲な強盗団の銃撃戦は妙な間が緊張感を煽りますね〜。
車中でのあるシーンからの緊張感は半端ない。
ひょぇ〜。胃がキリキリするな〜。

メル・ギブソン、ヴィンス・ヴォーン激渋でした。

ゴールデンラズベリー賞で「人命と公共財を軽視する無謀さに対する最低賞」ノミネートされたそうな。

観終わって思うこと、これは劇場で観たかった。
間違いなく今年度ベスト作品の一つ。
kaname

kanameの感想・評価

2.0
闇取引の金を奪う計画を立てた停職処分中の刑事コンビが、思いも寄らぬ事態に陥っていく様を描いた物語。

説明すべき所はサラッと流し、どーでもいい所はクドクド描く…妙な味わい深さはあるんだけど、さすがに2時間半超えの尺は長すぎ…

結局の所、何が言いたくて何がやりたいのか分からない…変な映画だったという印象しかないw
正直こんなカッコいい映画だったとは。バディものノワールでカーステ音楽もゴアもサイコーにイイ!笑える会話の余韻に緊張感が保たれ引き込まれまくった160分でした。あいつらマジ恐いぜ…今年ベスト級です🤘

このレビューはネタバレを含みます

こういう尺の使い方なら見てられるなーとか思いながら楽しんでたが、オチにげんなり。ああいうどーでもいい優しさなんかいらないから。
前半かったるいザラーの引き延ばし劇がピークを迎えるラストの撃ち合いが最高なだけに、その後の金の件が消化試合っぽくてちと蛇足気味に思えてしまった。
かず

かずの感想・評価

4.2
この間の取り方とテンポ、ダメな人はダメなんだろな。
後半の静かな銃撃戦の緊迫感がとても良い。
23

23の感想・評価

4.5
凶悪さを増した『パルプ・フィクション』感。
僕は本作の方が好き。
残酷なだけの殺し合いのようだが、黒人を白く塗ったり警察の違法捜査を描いたりと、細々と観る人を揺さぶる表現を散りばめられているので飽きることがなかった。
映画を観た後に数日何も手につかなくなるショックが得られる。
ペジオ

ペジオの感想・評価

4.6
S・クレイグ・ザラーは、本当にたまたま観た『デンジャラス・プリズン』が最高だったのもそうなんだけど、なんか「俺が見つけた感」みたいな錯覚もあって、ちょっと尋常じゃないくらいにファンになってしまったな

メインの武器が銃なので、作家性でもあろう「ゴアな人体破壊ヴァイオレンス」は過去作程ではないが(それでもやることはしっかりやってるが。)、その分もう一つの作家性…「たっぷりとした間の使い方」は今まで以上に巧みで、それがハッキリと「ユーモア」に繫がっているのが嬉しい
更に本作は過去作以上に「音」に対する配慮を感じた
日常音の鋭敏さ…それはすなわち「時間経過」の表現とも直結していた様に思う(「ASMRかよ!」って思う飯テロシーンの間の使い方!)

クライマックスの駆け引きや画面構成など、同じ犯罪映画としてちょっとクリストファー・マッカリーの『誘拐犯』に似た空気もあるように思う(これも好きなんだよな。)
『誘拐犯』と同じく「70年代アクション映画の現代版アップデート」でもある本作の不穏で歪な語り口にやられる
「洗練された無駄」が故の緊張感とでも言おうか(おそらくは実際の「張り込み」に近い感覚なのだろうか。)

〈追記〉
ザラーの監督作に共通する「母親と赤子、あるいは妊婦」というモチーフは毎度禍々しさすら感じる(なんで『誘拐犯』に似てると感じたのかと考えた時に気づいた。)
「希望」を象徴するが故に、反転して「絶望」の象徴として描かれているような…
SS

SSの感想・評価

3.9
長尺でも観れてしまう作品だった。
ED、今時こんなカンジにつくっちゃう?ってぐらい古風で、逆にカッコいいと思った。

原題恐ろしい…『コンクリートの上を引き摺られて』的な?
長年昇進できず安月給で停職処分に追い込まれ嫁や娘は貧困に苦しめられついに売人の取引中に金を盗み出そうと考えた刑事ブレットとムショ帰りでどん底暮らしの母と弟を救うために殺しも厭わない強盗を繰り返すヘンリーを主軸に描いた傑作映画
ここまで見張りのシーンや敵の様子見を長々とやる映画もテンポの良さ重視の昨今の映画では中々お目にかかれないシーンで魅力的
この尺だからこそ人質の女性の理不尽な1日のバックボーンまで掘り下げられより悲壮感が出てる
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