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「ブルータル・ジャスティス」に投稿された感想・評価

Koma

Komaの感想・評価

3.9
こりゃ、おそらく○○○なオチのやつかな…と感じながら鑑賞した作品🎞

躊躇のない暴力により不穏な空気に満ち溢れてることに、日本だったらと考えながら観ていたらなんだか怖くなってきちゃってました😓

メル・ギブソンとヴィンス・ヴォーンの会話がとても濃厚で、そこには優しさもあるんでしょうが、兎に角不安に掻き立てられる感じ…
ヴィンスがしょっちゅう発する「アンチョビ」でも空気は変えられず…

サスペンスコメディものにちょいと飽きた方には、たまにはこんな骨太ものもよろしいかもですよ😉

2021 67作目
AsukaAndo

AsukaAndoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

消耗した(させられた)人間の粗雑さという暴力

主人公の刑事リッジマンをはじめとして描かれる人々の被る「摩擦」をイズムの問題で片付けてはいけない。たしかに、冒頭で停職する羽目になった理由として「ポリティカル」な事柄が挙げられ、現場主義の正義がそれに対立する逸脱、錯誤として糾弾される。しかし、上司の警部がチラリと指摘していたように彼らの「振舞い」は実際に荒いものであり、「昔はそんなふうではなかった」とさえ諌められている。つまり、彼らを加速度的に拘束し、逸脱に向かわせているのは、イズムにおける時代錯誤でもなく、あるいは「差別」と一括りに言い放てる「社会問題」でもない。それは彼らのその身を消耗させる生活レベルのあらゆる諸要素なのだ。給料の安さ、身売り、出所後の労働の難しさ、身体の不自由、居住地区の治安の悪さ、レイプに対する恐怖、仕事柄の睡眠不足、ジャンクフード、、、等々。この映画で淡々と人々の所作を描くのはそういった日常的な消耗を描くと同時に、その消耗によって、時にひとが粗雑さを覗かせる様を捉えている。あるいは消耗するなかなんとか正気を保とうとする身振りはコミカルでさえある。例えばリッジマンがあらゆる判断をパーセンテージで表現しようとしたり、相棒のトニーは罵り言葉を「アンチョビ」と口にする。
後半に描かれる覆面男たちの暴力は別次元のものだが、この映画の基調を為している寒々しさは、いわば普通の人たちの消耗を契機とする暴力にあることは指摘していいと思う。
金塊によっては何も報われないというのは一つの倫理的主張ではあるが、彼らの生活レベルの消耗を取り除くのは金塊において他に何もないとも言えるのである。リッジマン夫人の最後の呟きは決して軽んじられない。

ただやはり少し僕には長過ぎたかな。
2時間半にも及ぶ長尺でじわじわと地獄に向かわせていくサディスティックムービー
終始やるせない気持ちになるし露骨なまでの社会問題を提示してくる問題作だと思ったけど大好きだった
JohnNY

JohnNYの感想・評価

3.5
B3.4
悪人から強奪を企んだ刑事二人は生活を立て直そうと銀行強盗を追い詰め盗んだ金塊を奪うが相棒は殺されてしまう。強盗の下っ端と山分けを約束するが最後は彼も殺されてしまう。最後はその下っ端が優雅な暮らしをし刑事の遺族に分け前を送る。メルギブソンとヴィンスボーンのナイスコンビの会話、スローテンポの演出で良い感じにストーリーは展開して行くのだが、最後がどうも締まらない。
WOWOW.

メル・ギブソンの犯罪バイオレンス。定職処分で金欠になりギャングから大金を奪い取る話。
いい刑事コンビだと思わせる小ネタが多く人間味を感じることができていい演出でした。長いけど面白かった。
全然期待してなかったけどスコアも良くて観てみたらよかった!
マジで救いようないしホントどうしようもない…だれが死のうが生きようが観てる側としてはどうでもいいし感情移入なんてできないけどストーリーが走ってるから観れるし、誰がどうなんの?ってヒリヒリする展開だし現代風刺も多めで行き切った表現で面白い。
160分って結構長めだし割と画的に動かない会話シーンもあるけど展開的に観てられるし空気感もイイ、もちろん俳優陣も。
原題はDragged Across Concreteで直訳すればコンクリの上を引き摺られてって意味で、所長との会話でも「コンクリの上」って出てくるけどまた意味が違って良かった。
日本のポスターとかジャケは相変わらず…ちゃんと観て作ってる?ただのコラージュ。
ちょっと色は違うけどガイリッチー監督好きな人なんかにはオススメ!あとタランティーノ!ちょいグロ。
前半は眠い。後半から急に面白くなる。
が、誰にも感情移入はできない。
たぶん、1週間後には内容ほぼ忘れてるだろう。
社会勉強になる映画。冗長な張り込みシーンや各キャラの描写部分は逆にリアルな現代アメリカの姿かな。マミーと人質は…死なんでええやろ…ってなったけど。
mie

mieの感想・評価

4.3
前半は刑事二人の張り込みを中心に、会話劇が展開。
中盤の銀行強盗から、ヴァイオレンスが爆発。
後半は刑事と強盗団の銃撃戦。
そして、死線をともにした二人は不思議な縁で結ばれるのでした。

前半は冗長かもしれないけど、159分あるんだからそこは覚悟して観ないとね。
飯美味そうだったし。一緒に張り込みしてる気分。
中盤からの容赦ないヴァイオレンス。サイコー!! 人間がモノになる瞬間。どんな人でもどんな偶然でも、人は死ぬんだと実感。


「その男凶暴につき」でも、ヴァイオレンスで結ばれた二人はエロティックな関係で引き合せられるんだね。
遠慮のない暴力描写がよきよき。
ヴィンスヴォーンが塩かける所も好き。
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