このレビューはネタバレを含みます
推理で犯人を追い詰めてみすみす死なせてしまう探偵は殺人者と変わらない。
と思うよポアロ、、
赤い絵の具がないと訴える段階で血糊を連想させられ、ちょっとやりすぎなくらいの言い争い、膝を抱える彼に怪しさを覚え…
たけどまさかこんな怪しい人が犯人なはずない!と思ったらそのまま犯人…!
ポアロが推理したような一連の流れができるほどの時間あったかな?とか、妻を撃ち、実際自分の膝を撃った2度の銃声は誰にも聞こえなかったのか?とか、あんな薄いスカーフで包んだ程度で銃声って消せるの?…
ポアロの容赦ない尋問に明確な証拠もないのに各自自白してってしまう…
ラストのハンカチの件も証拠としては弱くないかな…?
ポアロは歩いて証拠やアリバイを探すというよりはいつもああいったスタイルなのかな…?
映像美、音楽、カメラワーク、煌びやかな装飾や衣装、大スクリーンで見てよかったとホヤホヤさせてくれる作品だったことには違いありません。