ザック・スナイダー監督が再びゾンビ映画の概念を変革させたNetflixオリジナル。
お馴染み走るゾンビ、知性と感情を併せ持つゾンビ、更にその頂点に立つ王。金品強奪に挑む傭兵らに立ちはだかる障壁の連続。アクション描写は最高級！
元WWEレスラーという贔屓目もあり大好きなデイヴ・バウティスタ(本当はWWE時代のバティスタ名義の方がしっくりくる)が主人公スコット・ウォード役。彼は演技もアクションもできる稀有な役者です。もっと評価されてほしいですね！
業界では評価されてるかもしれないけど、日本の映画好きからもバウティスタファンです！って声をもっと聴きたい（笑）
作品は148分で長いですが、体感も長く感じました。まぁ同じ監督のゾンビ映画を立て続けに観たせいもあるかもしれません。
ただアクションの派手さも鑑みるとやはり劇場案件なんだよなぁ。劇場公開されなかったことが悔やまれます。
本作は主人公父娘のドラマに重点を置きながら、他のメインキャストも丁寧に触れようとするせいでそれが仇になっている気がしました。
そのおかげで各キャラクターも魅力的だし愛着も湧くわけですが、戦闘描写中心で十分に魅せられたと思います。
キャストみんなを拾おうとする優しさや心意気は買いたいけど、そのせいで長く間延びした感覚を覚えてしまうのは残念。もっとウォード親子に絞れば良かったのにという個人的な思いは芽生えてしまいました。
とはいえ、観賞前にネガティブな微妙だった的な感想をいくつか見かけていた自分としては十分に楽しめたし、かなり肯定派。何よりもザック・スナイダーらしく全体的なビジュアルがすげー良い。
とにかくオープニングまでの流れは100点満点！カッコ良すぎてテンション爆上がりでした。
※2021年自宅鑑賞111本目
