グレタ・ガルボ演じる共産主義の超信奉者にして、まったく笑わない鉄の女・ニノチカが、フランスのイケオジ・レオン伯爵の猛アプローチを受けて、少しずつ人間らしさを取り戻していくお話。
三谷幸喜×和田誠『これもまた別の話』にて取り上げられていたので鑑賞。
まず大女優グレタ・ガルボ、初めて見たけど、今の目線で見てもめちゃくちゃ美人。たしかにニコリとも笑わなさそうな雰囲気なので、レストランで彼女が大笑いする場面はドキリとする。
作品が持つ明るく華やかな雰囲気や、滑稽な登場人物など、脚本のビリー・ワイルダーらしさもある。そもそも監督がワイルダーの師匠というね。
あの3人の役人たちのコメディリリーフっぷりも良かったなあ。
共産圏を笑い飛ばす内容ですが、当時はいろいろ大丈夫だったのだろうか…