hulk

ニノチカのhulkのレビュー・感想・評価

ニノチカ(1939年製作の映画)
3.6
これはニノチカ&レオンの弾むようなリズムの掛け合いに加えて、特使の3人組を絡めた軽妙なトークを楽しむ映画なのだなと。正直、そこまで面白くなかったかな。会話の内容としては、共産主義のニノチカと資本主義のレオンの2人のギャップ、ズレを楽しむということだろうけど、自分にはあまりハマらなかった。

本作は2人のラブストーリー要素が根底にはあるものの、それが比較的薄めだったということで、あまり陳腐にならなくて良かったかな。それよりむしろ、この時代にソビエト連邦をアメリカが風刺していて、しかもその舞台がフランスって点が結構面白かったかも。

グレタ・ガルボの作品って初めて観たけど、改めてwikiで読んでみたらすごい人。「共産主義を信奉するニノチカ」を私生活でも地で行っているというか、あまり人と関わらずに若くして引退し、生涯独身を貫いたというのに驚き。
hulk

hulk