DJ人権停止

超擬態人間のDJ人権停止のレビュー・感想・評価

超擬態人間(2018年製作の映画)
1.0
吉祥寺という街には店員からipadを奪って店内bgmを自在に変更できる居酒屋とマイナー映画館以外に何も無い事は読者も知る通りであると思う。
3年前、私はその地でこの映画を見た。
通常だと確実にスルーするし何なら存在も認知しない類の映画だが、何故かウィッカーマンと抱き合わせで上映されており見る運びとなってしまった。
ショッキングな演出も一部あったものの、総合的に鑑みると案の定この作品に時間を割いた事を後悔する出来だった。
ウィッカーマンが面白かった反動もあり、上映後に「クソつまんね〜〜jホラーやっぱ終わってるわ!」と同行者に悪態を半ば絶叫しながら退出したところ、舞台挨拶を控えた監督及び制作陣が待機している所に鉢合わせ非常に気まずい状況に陥った。
0.5秒程で全てを察し慌てて去ったが、万引きをした小学生が後々感じるような嫌な気分をその後の居酒屋に引きずってしまい酒が思うように進まなかった事を覚えている。
友人達はウィッカーマンの話題で盛り上がっているというのに。
私はこの一件以来、評価の分かれそうな映画を見た際は感想をマシンガン乱射する前に一呼吸おくことにしている。
こんな映画のレビューを見ているオタク諸君は早口を控える事で幸せにはなれないかもしれないが、少なくとも不幸になる事は避けられるかもしれない。
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