美しい映像に独特な儀式と衣装。
好き嫌いかなりハッキリ別れそうな映画だと思います。
まず長いですし分かりやすく怖いかと言われると微妙ですがこの奇妙な世界観が不思議と楽しい。
グロ描写もありますが少ないです。
グロは単発で来るので威力は勿論ありますがそれ以上にしんどいなと思うのは主人公カップルのやり取りでしょうね。
彼氏に支えてほしいのに上手く伝えられず悩み苦しみ故に吐き出す時にはヒステリックになってしまい、それを抑える為に話の途中で突然もういい大丈夫と言ってしまう彼女。
何か言いたげな事も悩んでる事もわかってはいるが何年も同じような状況に付き合ってきて恋愛としての熱も冷めてるから面倒臭いが勝ってしまい向き合う事をなるべく避けたくなってしまってる彼氏。
いや〜めちゃくちゃリアルです。
このリアルな地獄がホルガよりしんどい。
この映画の怖さは常識というものはどの視点から見るかによる。
内から見るのか外から見るのか…どの立場から見るのか。
ただそれだけなんだ。
という話であると個人的には解釈してます。
貴方にとっての常識・当たり前とは何ですか？そしてそれは他者・多文化の人にとっても当たりになり得ると思いますか？
