よかったところ：
・（説明を聞いた）夫がめちゃくちゃ嫌な顔をしたところ
・ヒーリング映像
・大変ヒーリングな映像
悪かったところ：
・イギリスカップルがどうなったのかよくわからないところ（カットされたシーンがあることで納得したけど）
・悪意という悪意を飲み込めなかったところ
まとめ：
どう評価していいのかわからないけどこの映画が世に出た時の興奮と好奇心を掻き立てる感じはとてもとても楽しかったので書くなと言われたけれどメモしておきたい。前評判を浴びるのは楽しかったけど浴びないで見たかったしそういう人を隣に置いてみてもきっと足りない、悔しい。
ドラッグとか不思議なお茶とかカルトとか古い習慣の村とかそういうことが怖いんじゃなくて、結局理屈とか理由を求めるところが怖かった。ペレはヒロインをどう見ていたのか、とかイギリスカップルを連れてきた彼は何を想っていたのか、とか作中で言うところの赤毛の子の「恋」は何物なのか、とかどうしてもどうあっても理性を持ってきて考えてしまうんだけど多分そういうことじゃないんだよね、「呑まれた」人たちを見下ろしている自分はもうそれだけで怖くて何も見ていないんだろうと思う。
狂気は理解のこちら側にも向こう側にもない、ただ単純な喜びと悲しみがあるだけ、という話をしたかったけど私は多分何もわかっていないしわからなかったのでとても悔しいという話をしたかった。私が途方もなく怖がりであることもわかった、ある意味それでいいのかもしれない。
あとメンタルには運動。せめてそれだけは心にとめておこうと思う。
