この手の作品は見ると気持ちが引っ張られるので、ちょっと躊躇ってました。半分賭けだったけど、自分の興味には勝てず…。
結果としては、どハマり。観て良かった。
…感覚の言語化って難しい。
とりあえず、観終わった感想が「美しかった」なんですよ。
アリ・アスターの作るドラッギーな映像と目の前に広がる異社会の光景。
現代社会の感覚で見ればと、目の前に広がるのはやっぱりカルトだし異常な光景。
けど、ここで描かれていたものはグロい描写含めある種の美しさがあったわけです。
クライマックスの嘆くシーンはある種ヴェンダースのピナバウシュを観た時の美しさに近いものを感じました。
今作は解説的な感想も良いのだけれども、個人的にはもっと曖昧な感覚的感想で良いかと。
失恋からこれを作り上げちゃうアリ・アスターはある意味ヤバいし、美学満載です。