・スプラッタな表現が苦手な方は見るのをお勧めできない作品。よって、よほど映画の趣味の合う友人とでは無いと、一緒に観に行くのをお勧めできない。私は人格を疑われた。
・見る際は、北欧神話(オーディンとか、ユグドラシルが出てくる世界観)について少しでも調べておくと、作品への理解が容易になると思われる
・感想として、一貫した左右対象の構図や、後の展開と途中途中に提示される絵画、装飾品をリンクさせる構成が非常に美しい一方、人の手によって為される数々の儀式は極めてグロテスクであり、この美と醜の対比に心動かされた。
しかし、この儀式はあくまでも文化を背景とした伝統行事であり、個人の狂気に基づいたものでは無いという点が私の好みとは合わなかった。
結論として、作品としてはかなり気に入ったが、醜さを表現する上でグロテスクな表現に頼り過ぎているように感じた為、この点数とした。
