2020/03/14
2020年25本目(劇場15本目)
2020劇場鑑賞8位
監督 アリ・アスター
フローレンス・ピュー
ジャック・レイナー
【白夜の狂祭💐】
友人の誘いで、スウェーデンのとあるコミューンで開催される夏至祭を訪れた大学生の若者達に降りかかる、想像を絶する恐怖を描いたホラー。
やっと見れました、噂通りの凄い作品でした。
オープニングの演出が見事!
そこで一気に心を掴まれた感じがしました。
ホラー映画という割には、ショッキングシーン自体は少ないです、ただ少ないながらもそのシーンがかなり強烈!
常に何かが起きそうなたとえ様のない不穏な演出、そして主人公を筆頭に何故か異様な苛立ちを覚えてしまう登場人物達、鑑賞中何とも説明し難い不安感が常に付き纏い、怖くはないのになぜか劇場から、逃げ出したくなる気持ちに駆られました。
アリ・アスター監督の前作「ヘレディタリー」でも異常な妻に悩む夫が出ていたが、今回の彼氏もそれと同じ様なキャラクターで少し同情もしたくなりました。
鑑賞後に考察を見ると、成る程色々な場面に細かい仕掛けがしてある様で、再鑑賞、出来れば完全版を見たいところだが、色々な意味で170分耐えられるかが問題です。
あと、余計なお世話ですがカップルで見るのはオススメできないです。
怖さだけでいえば「ヘレディタリー」が数段上だが、本作はホラー、スリラー、恋愛、そして個人的に終盤はコメディとも取れるシーンもあり、映像の美しさや音楽も素晴らしかった。
長編2作目にしてこの作品、アリ・アスター監督の凄さに驚きを隠せない衝撃の一本、傑作です。
"人生は、季節のようなもの"
どうでもいい追記
友人達の一人であるマークが登場した瞬間、何処かで見た事があるなと、気になって調べたら「デトロイト」の悪い警官役の方でした、道理で顔見ただけでイラつくと思った笑
それ程印象的で上手い役者さんでした。