タイムリープ作品にはハズレが少ないと云うのが持論なのですが、例に漏れず良作でした。
この映画のとても良いところは、休憩ポイント(所謂、中だるみ)がありません。
タイムリープ作品は(基本)悲劇回避が攻略条件で、状況の詰みが厳しい程面白く、最後に得られるカタルシスは大きいです。
更にこの作品はゲーム盤の中と外、どちらも緊迫し続けていて、主人公は極限状態を強いられます(気の毒に……
一見袋小路の運命に感じても、前提条件の違いの思い込みであったりしますよね。
絶望的状況下でも、己の心に従う格好良さと希望を教えてくれる映画でした。
『きっとうまくいくさ』