次のテロを未然に防ぐために、死の直前の8分間にプログラムを使って何度も戻り、テロの犯人をつきとめていくお話。94分というコンパクトな時間の中にタイムループ、ラブストーリー、親子愛などの要素が散りばめられ、それらが違和感無く1つの話にまとまっていておもしろいです。監督はデヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズ。監督1作目の『月に囚われた男』もおもしろかったけど、これもなかなかです！なんと言うか、良く練ってあって、無駄の無い作風で、段々と全貌が見えてくるんですね。干渉し得ないはずのパラレルワールドに干渉したというところが、作品の好き嫌いの分かれ目かなと思うけど私は好きですね。報われて良かった。監督の次回作にも期待してます。
